stxsmail が扱うメールファイルは、次の条件で作成されていることを前提とします。
テキストファイルで記述されている。
各行の終端(EOL)は、CRLF(\r\n)である。
ファイルの終端(EOF)は、行の終端と同様にCRLF(\r\n)である。
メールヘッダーには、1つの"From:"および1つ以上の"To:"が必ず存在する。
以下にメールファイルの例を示します。
メールファイルは、メールヘッダーと本文で構成され、それらの間には1つの空行があるものとします。
メールヘッダーには、一般的なメールヘッダー項目を指定できます。以下は、メールヘッダーの主な項目です。
項目 | 説明 |
---|---|
From | 送信元メールアドレスを記述します。 |
To | 送信先メールアドレスを記述します。 |
Cc | カーボンコピー先メールアドレスを記述します。 |
Bcc | ブラインドカーボンコピー先メールアドレスを記述します。 |
Subject | メールの表題を記述します。 |
メールヘッダーのうち From および To には、正しい内容が設定されていることを必ず確認してください。
From または To を省略した場合、stxsmail はエラーを通知して終了します。
その他のメールヘッダーは省略可能です。
メールアドレスを記述する From、To、Cc、Bcc は、以下のようにメールアドレスだけを記述するものとします。
例) From: mgr@foo.bar.com
以下の例1~例3のように、メールアドレス以外のものを含めていけません。
例1) From: < mgr @foo.bar.com> 例2) From: "Administrator" < mgr @foo.bar.com> 例3) From: 管理者 (mgr @foo.bar.com)
To、Cc、Bcc には、以下のように1行に複数のメールアドレスを記述できます。
例) Cc: admin@foo.bar.com, root@foo.bar.com
また、To、Cc、Bcc には、以下のように複数行を記述できます。
例) Cc: admin@foo.bar.com Cc: root@foo.bar.com
なお、To、Cc、Bcc で指定できるメールアドレスは、合計で16件以内です。
上記に記載されていない一般的なメールヘッダーも記述できますが、その場合、stxsmail は動作結果を保証しません。stxsmail は、上記以外のメールヘッダーを、メールサーバにそのまま送信します。