メインビュー、ドメインビュー、または SAN ビューで各装置のアイコンをダブルクリックすると、各装置に論理的に関連する装置が表示されます。アクセスパスと物理線、および HBA、CA など細かいファイバチャネルポートが表現された画面です。アクセスパスを管理したり、HBA や CA の状態を確認したりできます。
参考
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、および VMware ESXi 3.5 以降の環境について
VMホストが指定された場合は、指定されたVMホストと、そのVMホストに含まれるすべてのVMゲストが表示されます。
VMゲストが指定された場合は、指定されたVMゲストと、そのVMゲストが属するVMホストが表示されます。
注意
アクセスパスの表示・設定は、スイッチアイコンをダブルクリックした状態ではできません。
仮想ストレージ環境では、各装置に論理的に関連する装置が表示されません。
アイコンの状態 | 色 | 状態の説明 | 対応 |
---|---|---|---|
normal | 緑 | サーバノード内に当該 HBA が存在しています。 | なし |
warning | 黄(注1) | HBA 内のすべてのアクセスパスの閉塞または FC ケーブル抜けなどの HBA の異常が発生しています。 | 故障部品の交換とリカバリー処理を行ってください。 |
通信不可 | 灰 | 以前認識していた HBA が認識不可能な状態になっています。 | 状態が通信不可以外の場合は、HBA が正しく装置に設置されているか確認してください。装置から当該 HBA を取り除いている場合は、当 HBA を選択して[HBAの削除]を実行してください。 |
アクセスパス継承必要 | 黄(注2) | 本製品が HBA 交換を検出しました。(サーバノードの同一スロットに異なった WWPN の HBA が搭載されています。) | 新しい HBA の WWPN に従ってアクセスパスを再構築する必要があります。 ->「6.3.5 アクセスパスの継承」 |
注1: アクセスパス継承必要と同じ色のため、必ず状態を確認してください。
注2: 警告と同じ色のため、必ず状態を確認してください。
アイコンの状態 | 色 | 状態の説明 | 対応 |
---|---|---|---|
normal | 緑 | 正常に搭載されています。 | なし |
error | 赤 | デグレードしています。 | 故障部品の交換とリカバリー処理を行ってください。 |
通信不可 | 灰 | 以前認識していた CA が認識不可能な状態になっています。 | 装置の状態が通信不可の場合は、装置の電源が投入されていないか、LAN 上問題が発生している可能性があります。 |
下記の装置では、実機の表示に合わせたポート番号を表示しています。
装置 | ポート番号 |
---|---|
ETERNUS SN200 モデル320 | 0-15 |
ETERNUS SN200 モデル340 | 0-15 |
ETERNUS SN200 モデル540 | 0-31 |
Brocade DCX series | 0-47 |
しかし、ポートに異常が発生した場合、下図のイベント情報のように、ポートの通し番号が表示されます。このため、どのポートが故障したのか、判断するのが困難です。そこで、イベント情報から実機のポート位置を判断しやすいように、リスト表示で表示されるスイッチポート情報内のポート番号を通し番号で表示します。
以下に、その操作を記述します。
注意
FCIP 機能のある装置では、GbE ポートと VE ポートの対応が以下のようになっています。VE ポートに障害が発生した場合は、その VE ポートおよび対応する GbE ポートの状態を確認してください。
装置 | 実機のGbEポート番号(1Gbps) | 表示されるポート番号 |
---|---|---|
SN200 モデル450M | 0 | 16-23 |
1 | 24-31 | |
Brocade 7800 | 0-5 | 実機の設定に準じる(注) |
エクステンションブレード(FC 8Gbps) | 0-9 | 12-21 |
注:GbE ポートと VE ポートの対応は固定でないため、VE ポートに対応する GbE ポートの特定は、装置の設定を確認する必要があります。
イベントログ表示にポートの異常を知らせる情報が表示されます。
イベントログにはポートの通し番号で情報が表示されます。
イベント情報から異常が発生したポートのスイッチ装置のサイドビューを開きます。
メニューの[表示]-[画面切替え]-[マップ/リスト表示]を選択します。
すでに[マップ/リスト表示]が選択されている場合、選択は不要です。
リスト表示部にスイッチポート情報が表示されます。
スイッチポート情報内のポート番号リストから、イベントで通知されたポート番号を探します。
イベントで通知されたポート番号の行を選択します。
そのポートに対応するマップ内のポートが選択表示されます。
マップ内の選択されたポートのスロット位置とポート番号から、異常が発生した実装置のポート位置を把握できます。