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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 インストールガイド

6.3.5 旧製品からの移行

Softek Storage Cruiser のエージェントまたは 旧バージョンレベルの ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントを導入している場合、現行の設定情報を退避して、ESCエージェントに同じ設定を引き継ぐことができます。


6.3.5.1 Softek Storage Cruiserからの移行

Softek Storage Cruiser のエージェントから移行する場合の手順を示します。

  1. エージェント設定情報の退避

    SSCエージェントをアンインストールする前に、以下のSSCエージェント設定情報を退避します。

    項番

    退避する情報

    退避するファイル

    1

    SNMP Trap送信先アドレス

    $SSC_TMP_DIR\Agent\var\sanm.ip ファイル
    ($SSC_TMP_DIR は、SSCエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

    2

    エージェント定義ファイル

    $SSC_ENV_DIR\Agent\etc ディレクトリ配下のすべてのファイル
    ($SSC_ENV_DIR は、SSCエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)

    3

    ユーザー定義情報

    $SSC_INS_DIR\Agent\lib\defusr.dat ファイル
    ($SSC_INS_DIR は、SSCエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
    (このファイルがない場合、退避は不要です。)

  2. SSCエージェントのアンインストール

    SSCエージェントをアンインストールします。アンインストール方法は、Softek Storage Cruiser のマニュアルを参照してください。

  3. ESCエージェントのインストールとセットアップ

    ESCエージェントのインストールとセットアップを行います。インストールとセットアップの方法は、「6.3 [Windows 環境]インストールとセットアップ」を参照してください。

  4. 退避したエージェント設定情報の移行

    手順 1 で退避したエージェント設定情報を移行します。

    • 項番1のファイルをコピーして、$TMP_DIR\Agent\var\sanm.ip ファイルを作成
      ($TMP_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

    • 項番2のファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を $ENV_DIR\Agent\etc ディレクトリに反映
      ($ENV_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)
      (定義を変更していないファイルの移行は不要です。新しい定義ファイルを利用してください。)

    • 項番3のファイルをコピーして、$INS_DIR\Agent\lib\defusr.dat ファイルを作成
      ($INS_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
      (退避していない場合は、この作業は不要です。)


6.3.5.2 旧バージョンレベルからの移行

旧バージョンレベルの ETERNUS SF Storage Cruiser のエージェントから移行する場合の手順を示します。

  1. エージェント設定情報の退避

    旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールする前に、以下の旧バージョンレベルのESCエージェント設定情報を退避します。

    項番

    退避する情報

    退避するファイル

    1

    SNMP Trap送信先アドレス

    $OLD_TMP_DIR\Agent\var\sanm.ip ファイル
    ($OLD_TMP_DIR は、旧ESCエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

    2

    エージェント定義ファイル

    $OLD_ENV_DIR\Agent\etc ディレクトリ配下のすべてのファイル
    ($OLD_ENV_DIR は、旧ESCエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)

    3

    ユーザー定義情報

    $OLD_INS_DIR\Agent\lib\defusr.dat ファイル
    ($OLD_INS_DIR は、旧ESCエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
    (このファイルがない場合、退避は不要です。)

  2. 旧バージョンレベルのESCエージェントのアンインストール

    旧バージョンレベルのESCエージェントをアンインストールします。アンインストール方法は、旧バージョンレベルの ETERNUS SF Storage Cruiser のマニュアルを参照してください。

  3. ESCエージェントのインストールとセットアップ

    ESCエージェントのインストールとセットアップを行います。インストールとセットアップの方法は、「6.3 [Windows 環境]インストールとセットアップ」を参照してください。

  4. 退避したエージェント設定情報の移行

    手順 1 で退避したエージェント設定情報を移行します。

    • 項番1のファイルをコピーして、$TMP_DIR\Agent\var\sanm.ip ファイルを作成
      ($TMP_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「作業用ディレクトリ」です。)

    • 項番2のファイルを参照して、SSCエージェント導入時から変更した定義を $ENV_DIR\Agent\etc ディレクトリに反映
      ($ENV_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「環境設定ディレクトリ」です。)
      (定義を変更していないファイルの移行は不要です。新しい定義ファイルを利用してください。)

    • 項番3のファイルをコピーして、$INS_DIR\Agent\lib\defusr.dat ファイルを作成
      ($INS_DIR は、ESCエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
      (退避していない場合は、この作業は不要です。)