本製品の導入にあたっての注意事項を、以下に示します。
マネージャ、エージェント、およびクライアントには、それぞれ排他ソフトウェアがあります。各章の「排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアを確認して、本製品をインストールする前に、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
本製品のマネージャとクライアントは、同じバージョンレベルで運用する必要があります。
どちらかのコンポーネントをアップグレードする時は、もう一方のコンポーネントも同じバージョンレベルにアップグレードしてください。
本製品は、Internet Protocol Version 6(以降、“IPv6”と略します)環境での動作をサポートしていません。Internet Protocol Version 4(以降、“IPv4”と略します)環境で運用してください。
IPv6 と IPv4 が混在する環境では、以下の装置について本製品が通信に利用する IP アドレスを IPv4 形式に設定して運用してください。
運用管理サーバ
運用管理クライアント
監視対象のサーバノード(エージェントをインストールしない手動組込みのサーバノードも含む)
監視対象装置(手動組込み装置も含む)
Softek Storage Cruiser V1.2.2 から本製品への移行については、当社技術員に連絡してください。
zone を利用している場合は、本製品を global zone にインストールしてください。non-global zone にはインストールできません。
本ソフトウェアの機能は、zone を以下のように扱います。
リソースの関係管理
global zone だけを表示します。global zone と non-global zone の関係の表示方法や、non-global zone の操作方法は、Solaris 10 OS のマニュアルを参照してください。
利用するハードウェア(PRIMEQUEST を除く)では、NX bit、または XD bit を BIOS 設定で無効にしてください。NX bit、または XD bit についての BIOS 設定方法は、ハードウェアの種類により異なります。BIOS 設定の詳細については、ハードウェアベンダーにお問い合わせください。
なお、PRIMERGY BX620 S2 の場合は "NX Support"、PRIMERGY BX620 S3 および PRIMERGY BX620 S4 の場合は "Execute Disable Bit" という名称です。
LVM の物理ボリュームで使用しているマルチパス構成の組合せによって、本ソフトウェアは以下のように表示します。
リソースの関係管理
LVM の物理ボリュームの表示に使用するデバイス特殊ファイル(DSF)名は、物理ボリュームで使用しているマルチパス構成の組合せによって、従来の DSF(Legacy DSF)または一貫性のある DSF(Persistent DSF)のどちらかに統一されます。LVM の物理ボリュームのマルチパス構成として PV-LINK だけを使用している場合、すべての物理ボリュームを Legacy DSF で表示します。その他の構成の場合、すべての物理ボリュームを Persistent DSF で表示します。
物理ボリュームのマルチパス構成 | 表示に使用する DSF |
---|---|
PV-LINK だけ | Legacy DSF |
ネイティブマルチパスだけ | Persistent DSF |
ネイティブマルチパスと PV-LINK の混在 | |
なし(シングルパスだけ) |
従来の DSF(Legacy DSF)を無効化(削除)した環境について、本ソフトウェアは以下のように表示します。
リソースの関係管理
Raw デバイスの情報を表示しません。
本製品は、ホスト OS にインストールしてください。ゲスト OS へインストールした場合、正しく動作しません。
本ソフトウェアの機能は、ゲスト OS を以下のように扱います。
リソースの関係管理
ホスト OS の情報だけを表示します。ホスト OS とゲスト OS の関係の表示方法や、ゲスト OS の操作方法は、仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、または VMware ESXi 3.5 以降を使用する場合、エージェントのインストールは不要です。この環境では、VM ホストと VM ゲストの関係を表示できます。
VMware ESXi 環境には、本製品をインストールできません。
ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ、Brocade ファイバーチャネルスイッチ、および PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレードの運用において、FC ポートの転送量が 4Gbps を超える場合は、性能監視の監視間隔を 5秒、10秒、30秒のどれかに設定してください。監視間隔が60秒の場合、装置から正しい性能値を取得できない可能性があります。
Storage Volume Configuration Navigatorは、以下の環境をサポートしません。
ETERNUS DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS DX8000 series
2.5インチCE および 2.5インチDE を利用する環境
ETERNUS ディスクアレイのモデルアップグレード環境