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ETERNUS SF Storage Cruiser 14.1 インストールガイド

3.2 ETERNUS SF Storage Cruiserの注意事項

本製品の導入にあたっての注意事項を、以下に示します。

排他ソフトウェアについて

マネージャ、エージェント、およびクライアントには、それぞれ排他ソフトウェアがあります。各章の「排他ソフトウェア」に記載されているソフトウェアを確認して、本製品をインストールする前に、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。

マネージャとクライアントの整合性について

本製品のマネージャとクライアントは、同じバージョンレベルで運用する必要があります。
どちらかのコンポーネントをアップグレードする時は、もう一方のコンポーネントも同じバージョンレベルにアップグレードしてください。

ネットワーク環境について

本製品は、Internet Protocol Version 6(以降、“IPv6”と略します)環境での動作をサポートしていません。Internet Protocol Version 4(以降、“IPv4”と略します)環境で運用してください。

IPv6 と IPv4 が混在する環境では、以下の装置について本製品が通信に利用する IP アドレスを IPv4 形式に設定して運用してください。

  • 運用管理サーバ

  • 運用管理クライアント

  • 監視対象のサーバノード(エージェントをインストールしない手動組込みのサーバノードも含む)

  • 監視対象装置(手動組込み装置も含む)

Softek Storage Cruiser V1.2.2 からの移行について

Softek Storage Cruiser V1.2.2 から本製品への移行については、当社技術員に連絡してください。

Solaris 10 OS での利用について
  • zone を利用している場合は、本製品を global zone にインストールしてください。non-global zone にはインストールできません。

  • 本ソフトウェアの機能は、zone を以下のように扱います。

    • リソースの関係管理

      global zone だけを表示します。global zone と non-global zone の関係の表示方法や、non-global zone の操作方法は、Solaris 10 OS のマニュアルを参照してください。

Windows および Linux での利用について

利用するハードウェア(PRIMEQUEST を除く)では、NX bit、または XD bit を BIOS 設定で無効にしてください。NX bit、または XD bit についての BIOS 設定方法は、ハードウェアの種類により異なります。BIOS 設定の詳細については、ハードウェアベンダーにお問い合わせください。

なお、PRIMERGY BX620 S2 の場合は "NX Support"、PRIMERGY BX620 S3 および PRIMERGY BX620 S4 の場合は "Execute Disable Bit" という名称です。

HP-UX 11iv3 での利用について
  • LVM の物理ボリュームで使用しているマルチパス構成の組合せによって、本ソフトウェアは以下のように表示します。

    • リソースの関係管理

      LVM の物理ボリュームの表示に使用するデバイス特殊ファイル(DSF)名は、物理ボリュームで使用しているマルチパス構成の組合せによって、従来の DSF(Legacy DSF)または一貫性のある DSF(Persistent DSF)のどちらかに統一されます。LVM の物理ボリュームのマルチパス構成として PV-LINK だけを使用している場合、すべての物理ボリュームを Legacy DSF で表示します。その他の構成の場合、すべての物理ボリュームを Persistent DSF で表示します。

      物理ボリュームのマルチパス構成

      表示に使用する DSF

      PV-LINK だけ

      Legacy DSF

      ネイティブマルチパスだけ

      Persistent DSF

      ネイティブマルチパスと PV-LINK の混在

      なし(シングルパスだけ)

  • 従来の DSF(Legacy DSF)を無効化(削除)した環境について、本ソフトウェアは以下のように表示します。

    • リソースの関係管理

      Raw デバイスの情報を表示しません。

仮想マシンでの利用について
  • 本製品は、ホスト OS にインストールしてください。ゲスト OS へインストールした場合、正しく動作しません。

  • 本ソフトウェアの機能は、ゲスト OS を以下のように扱います。

    • リソースの関係管理

      ホスト OS の情報だけを表示します。ホスト OS とゲスト OS の関係の表示方法や、ゲスト OS の操作方法は、仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  • VMware Infrastructure 3 Version 3.5 以降、VMware vSphere 4 以降、または VMware ESXi 3.5 以降を使用する場合、エージェントのインストールは不要です。この環境では、VM ホストと VM ゲストの関係を表示できます。

  • VMware ESXi 環境には、本製品をインストールできません。

性能管理の利用について

ETERNUS SN200 series ファイバチャネルスイッチ、Brocade ファイバーチャネルスイッチ、および PRIMERGY ファイバーチャネルスイッチブレードの運用において、FC ポートの転送量が 4Gbps を超える場合は、性能監視の監視間隔を 5秒、10秒、30秒のどれかに設定してください。監視間隔が60秒の場合、装置から正しい性能値を取得できない可能性があります。

Storage Volume Configuration Navigator の利用について

Storage Volume Configuration Navigatorは、以下の環境をサポートしません。

  • ETERNUS DX90、ETERNUS DX400 series、ETERNUS DX8000 series

  • 2.5インチCE および 2.5インチDE を利用する環境

  • ETERNUS ディスクアレイのモデルアップグレード環境