Interstage Application Server/Interstage Web Server J2EE ユーザーズガイド |
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第1部 J2EE共通編 | > 第3章 J2EEアプリケーションの運用 | > 3.4 Servletサービスの運用準備 | > 3.4.1 Webサーバの環境設定 |
ここでは、IJServerとMicrosoft(R) Internet Information Services 7.0を連携させるための環境設定方法について説明します。
Microsoft(R) Internet Information Services のWebサーバコネクタはISAPI APIを使用した組み込みISAPIフィルタとISAPIエクステンションとしてWebサーバ上で動作するため、Webサーバの起動と停止に連動します。
IJServerとWebサーバをそれぞれ別のマシンに分離して運用する場合には、Webサーバコネクタの環境設定を行う必要があります。詳細は、“IJServerとWebサーバを分離して運用する場合の手順”を参照してください。
Microsoft(R) Internet Information ServicesのWebサーバコネクタでは、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP ServerのWebサーバコネクタの設定を参照することで同様の動作を実施しているため、Microsoft(R) Internet Information ServicesのWebサーバコネクタを使用する場合でもWebサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverを使用する際と同様に、Interstage HTTP Server とWebサーバコネクタの設定をInterstage管理コンソールから行う必要があります。
同一マシン上において、Interstage HTTP ServerとMicrosoft(R) Internet Information Servicesは、それぞれのWebサーバに異なるポート番号を設定することにより、共存することは可能ですが、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP ServerのWebサーバコネクタを同時に利用することはできません。
また、同一マシン上において、Microsoft(R) Internet Information ServicesでWebサーバコネクタとJK2コネクタを同時に利用することはできません。
InterstageとMicrosoft(R) Internet Information Servicesの連携は、以下の手順で行います。
サーバマシンに、Microsoft(R) Internet Information ServicesとInterstageをインストールします。
Microsoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合は、Interstage HTTP Serverを必ずインストールしてください。Interstage HTTP Serverをインストールしないと、Microsoft(R) Internet Information ServicesとInterstageを連携させることができません。
また、Interstage HTTP Serverをインストール後、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Serverを削除した場合、Microsoft(R) Internet Information Servicesを連携させることができません。この場合、“FJapache”の名前でInterstage HTTP Serverを作成し直す必要があります。
Interstage HTTP Serverの自動起動を抑止するための設定を行います。
Interstage HTTP ServerとMicrosoft(R) Internet Information Servicesを共存させる場合、Interstageの再起動を行った際には、Webサーバ名が“FJapache”のInterstage HTTP Server以外のWebサーバを個別に起動してください。
Microsoft(R) Internet Information Services上でWebサーバコネクタを動作させるための設定を行います。以降の操作は、Administrator権限でログインした状態で操作を行ってください。
Microsoft(R) Internet Information Servicesの環境設定は、バックアップリストアおよび移出移入の対象となりません。
サーバーマネージャの[役割] > [Webサーバー (IIS)]画面で“役割サービスの追加”をクリックして“ISAPI 拡張”と“ISAPI フィルタ”をインストールします。
サーバーマネージャの[役割] > [Webサーバー (IIS)]画面で“World Wide Web Publishing Service”および“Windows Process Activation Service”を停止します。
フィルタ名 |
F3FMjs5 (任意の値) |
実行可能ファイル |
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi\isapi_redirector2.dll |
エイリアス |
F3FMjs5 |
アプリケーションプール |
DefaultAppPool (任意のアプリケーションプール) |
物理パス |
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi |
要求パス |
*.dll |
モジュール |
IsapiModule |
実行可能ファイル |
C:\Interstage\F3FMjs5\gateway\isapi\isapi_redirector2.dll |
ワーカー プロセスの最大数 |
1 |
32 ビット アプリケーションの有効化 (注) |
True |
注) Windows Server(R) x64 EditionsでMicrosoft(R) Internet Information Services 7.0を使用する場合にのみ設定します。
サーバーマネージャの[役割] > [Webサーバー (IIS)]画面で“World Wide Web Publishing Service”および“Windows Process Activation Service”を開始します。
Interstageの環境設定(ワークユニットの作成、Webアプリケーションの配備など)は、Interstage管理コンソールで、Interstage HTTP Serverを使用する場合と同様の操作で行います。
ただし、Interstage HTTP Serverを使用する場合と、Microsoft(R) Internet Information Servicesを使用する場合とでは、以下の差異があります。
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