Interstage Application Server シングル・サインオン運用ガイド
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第1章 概要> 1.7 URLの決定

1.7.3 リポジトリサーバのURLについて

 リポジトリサーバのURLは、リポジトリサーバの前に設置したSSLアクセラレータやロードバランサ、またはクラスタシステムとの組合わせにより決定します。
 基本的には、リポジトリサーバの前に設置した装置、製品のFQDN、およびポート番号になりますが、組み合わせる装置、製品によって異なる場合があります。

 以下にロードバランサ、IPCOM300、またはSSL Accelerator 7117を組み合わせた場合の例を示します。また、クラスタシステムを利用する場合についても説明します。

 なお、クラスタシステムは、Interstage Application Server Enterprise Editionだけで利用することができます。クラスタシステムについては、Interstage Application Server Enterprise Editionの“高信頼性システム運用ガイド”を参照してください。

ほかの装置、製品を組み合わせない場合

 リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号となります。

 ただし、クラスタシステムを利用する場合、リポジトリサーバのFQDNはクラスタシステムにおける運用ノードと待機ノードの共通のFQDN、ポート番号はリポジトリサーバのポート番号となります。
 なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。

【クラスタシステムを利用する場合】

ロードバランサを使用してリポジトリサーバ(更新系)の負荷分散を行う場合

 リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、ロードバランサで設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。(注)
 仮想IPアドレスについては、ロードバランサのマニュアルを参照してください。

 注)ロードバランサの前にSSL Accelerator 7117を配置する場合は、リポジトリサーバのFQDNはロードバランサで設定した仮想IPアドレスのFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。

IPCOM300を使用する場合

 リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、IPCOM300で設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。
 仮想IPアドレスについては、IPCOM300のマニュアルを参照してください。

 クラスタシステムを利用する場合も同様に、リポジトリサーバのFQDN、およびポート番号は、IPCOM300で設定した仮想IPアドレスのFQDN、およびポート番号となります。
 なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。

【クラスタシステムを利用する場合】

SSL Accelerator 7117を使用する場合

 リポジトリサーバのFQDNはリポジトリサーバのFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。

 ただし、クラスタシステムを利用する場合、リポジトリサーバのFQDNはクラスタシステムにおける運用ノードと待機ノードの共通のFQDN、ポート番号はSSL Accelerator 7117のポート番号となります。
 なお、リポジトリサーバが複数のマシンで構成されている場合は、リポジトリサーバ(更新系)のみクラスタシステムに対応しています。

【クラスタシステムを利用する場合】


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