Interstage Job Workload Server セットアップガイド
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付録G NetCOBOLの小入出力機能でファイルを使用する場合> G.2 プロセスモードで使用する場合

G.2.2 アプリ開発時の留意点

プロセスモードでファイルの小入出力機能を使用する場合、バッチアプリケーションの開発時およびバッチジョブ定義の開発時に以下に留意してください。

■COBOLアプリケーションのコンパイル/リンク

COBOLアプリケーションは、ファイルの小入出力機能を使用する場合の翻訳オプションを指定して作成します。
小入出力機能のデータの入力先をファイルにする場合には、翻訳オプションSSINを指定します。
データの出力先をファイルにする場合には、翻訳オプションSSOUTを指定します。


NetCOBOLの翻訳オプションSSIN、SSOUTに指定する「環境変数情報名」には、小入出力機能で使用するファイルの資源名を指定します。

■バッチジョブ定義の作成

バッチ実行基盤のジョブから、DISPLAY文およびACCEPT文によるファイルの小入出力機能を使用する場合の手順を説明します。

  1. 資源定義の資源名に翻訳オプションSSINまたはSSOUTで指定した入出力先の「環境変数情報名」を指定します。ファイル名には、入出力先に指定するファイル名を指定します。

■DISPLAY文・ACCEPT文によるファイル入出力拡張機能を使用する場合

バッチ実行基盤のジョブから、ファイルの小入出力機能を使用する際に、DISPLAY文によるファイル出力の拡張機能およびACCEPT文によるファイル入力の拡張機能を指定する場合の手順を説明します。
本機能は、必要に応じて指定してください。

  1. 資源定義の資源名に翻訳オプションSSINまたはSSOUTで指定した入出力先の「環境変数情報名」を指定します。ファイル名には、入出力先に指定するファイル名を指定します。

  2. 資源定義に、使用するファイル入出力拡張機能を指定します。
  3. バッチアプリケーション定義の環境変数定義に以下の環境変数を指定します。

    環境変数名

    設定値

    BTFW_CBL_SCREEN_資源名

    なし

    環境変数名中の“資源名”は、資源定義に指定した資源名を指定します。


    本環境変数の指定が無い場合、以下のとおりに動作しますので注意してください。


  4. DISPLAY文でファイルの最大サイズ制限解除を指定する場合は、バッチアプリケーション定義の環境変数定義に以下の環境変数を指定します。

    環境変数名

    設定値

    BTFW_CBL_NOLIMIT_資源名

    なし

環境変数名中の“資源名”は、資源定義に指定した資源名を指定します。

バッチ実行基盤でサポートするDISPLAY文によるファイル出力の拡張機能およびACCEPT文によるファイル入力の拡張機能については、“Interstage Job Workload Server バッチ開発ガイド”の“DISPLAY文・ACCEPT文によるファイル入出力拡張機能”を参照してください。

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