Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
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第2章 業務構成要素の設計 | > 2.3 バッチサーバ環境の設計 | > 2.3.3 バッチ受付サービスの設計 |
ジョブログスプールとは、ジョブの実行結果(ジョブログ)を格納するスプールです。
ジョブログスプールの設計要素には以下があります。
ジョブログスプールを格納する、ディレクトリを決定します。
ジョブログスプールは、ジョブスプールで設計した“ジョブスプールの投入可能ジョブ数”、およびバッチ業務で実行する各ジョブが出力するジョブの実行結果(ジョブログ)の出力量に従って、必要なディスク容量が変わります。
したがって、ジョブログスプールを格納する場所は、必要なディスク容量の見積もりを行い、十分に空きのあるファイルシステムにしてください。
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- 他の用途で使用するファイルシステムに、ジョブログスプールを配置しないことを推奨します。他の要因によりディスク容量を圧迫される可能性があります。
- ジョブログがジョブログスプールに出力できない場合には、“代替ジョブログスプール”にジョブログが格納されます。
- バッチ業務の運用を安定稼働したい場合には、ジョブログスプールは専用のファイルシステムに作成することを推奨します。使用するディスクに関しても、高信頼、高性能なディスクを選択したり、RAID構成にしたりすることによって、バッチ業務の運用をより安定させることができます。
以下に当てはまるディレクトリにはジョブログスプールを格納することはできません。
- ジョブスプールが存在するディレクトリ、およびサブディレクトリ
- バッチジョブ定義格納ディレクトリが存在するディレクトリ、およびサブディレクトリ
- 代替ジョブログスプールが存在するディレクトリ、およびサブディレクトリ
- Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ、およびサブディレクトリ
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- 絶対パスで500バイトを超えるディレクトリ
- “/”ディレクトリ
- “/var/spool”ディレクトリ
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- 絶対パスで100バイトを超えるディレクトリ
- UNC形式のパス名
ジョブログスプールのディスク容量の見積もりについては、“ジョブログスプールのディスク容量見積もり”を参照してください。
ジョブログスプールを配置したディスクの異常によりジョブログを出力することができない場合、代替ジョブログスプールにジョブログが出力されます。このため、ジョブログスプール代替ジョブログスプールには、ジョブログスプールと同じサイズのディスク容量を用意する必要があります。また、ジョブログスプールは代替ジョブログスプールと異なるディスクに配置します。
代替ジョブログスプールは、以下のディレクトリです。
/ijeslog
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ\ijob\ijeslog
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