| Interstage Job Workload Server セットアップガイド |
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| 第2章 業務構成要素の設計 | > 2.3 バッチサーバ環境の設計 | > 2.3.1 バッチサーバ環境全体の設計 | > 2.3.1.2 ファイルシステムの設計 |
バッチ業務の運用に合わせて、バッチジョブで使用するファイルシステムの数および容量を設計してください。
たとえば、ジョブの実行環境ごとにバッチ業務の運用をわけた場合には、ジョブの実行環境ごとにファイルシステムを割り当てることで、バッチジョブが使用するファイルの管理が容易になります。

バッチ実行基盤で実行するバッチジョブが使用するファイル資源のうち、データ転送製品などでデータ転送してきたファイルを扱いたい場合には、以下の図のように、転送してきたファイルは、ファイル資源専用ファイルシステムには配置せずに、その他のファイルシステムに配置するように設計してください。
1つのファイル資源専用のファイルシステムの容量見積もりする場合には、対象のファイルシステムを使用して動作するバッチアプリケーションを明確にします。
バッチアプリケーションが動作する際に必要となるファイルの最大サイズの総合計を見積もります。
見積もったファイルサイズを十分格納できるだけのファイルシステムを用意してください。
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- バッチアプリケーションが同時に実行する場合は、使用するファイルシステムの容量は増加しますので、増加分を考慮して容量の見積もりを行ってください。
- ファイルの世代管理機能を使用する場合には、“世代ファイルの設計”で設計した世代ファイルごとの管理対象世代数を考慮して容量の見積もりを行ってください。
本製品のサーバのプラットフォームがWindows(R)の場合は、ファイル容量の事前チェック機能はサポートしていません。このため、ジョブの実行中にディスクの容量不足が発生し、アプリケーションの書込みが失敗する可能性があります。ジョブで使用するファイルの容量を十分に見積もり、ディスクの容量不足が発生することがないようにしてください。
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