Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第1部 Interstage運用編> 第2章 Interstage統合コマンド

2.13 isstop

名前

 isstop − Interstageの停止

形式

 isstop [-M システム名] [-c|-f|-f -s] [-t 停止監視時間]

機能説明

 isstopコマンドは、Interstageを停止します。
 本コマンドは、以下のサービスを停止します。

 本コマンドの停止対象サービスは、isstatコマンドまたは、Interstage管理コンソールの[システム] > [状態]の“詳細”表示で確認できます。

 ただし、Interstage Web Serverでは、以下のサービスだけを停止します。

 また、本コマンドの実行により停止するサービスは、指定するオプションにより異なります。強制停止する場合は、-c、-fまたは“-f -s”オプションを指定してください。
 以下に、isstopコマンドのオプションを説明します。

-オプションなし

 起動サービス通常停止モードです。
 リソース管理プログラム、およびInterstageを構成する一部のサービスを通常停止します。停止するInterstageのサービス名については、“指定オプションに対する各サービスの動作”を参照してください。

-M システム名

 対象のシステム名を指定します。
 本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。

-c

 起動サービス強制停止モードです。
 起動中のワークユニット、リソース管理プログラム、およびInterstageを構成する一部のサービスを強制停止します。停止するInterstageのサービス名については、“指定オプションに対する各サービスの動作”を参照してください。
 なお、データベース連携サービスはトランザクション処理中の場合でも、強制的に停止されます。そのため、強制停止後のデータベース連携サービスの再起動時に未解決トランザクションがあった場合は、リカバリ処理が行われます。

-f

 全強制停止モードです。
 起動中のワークユニット、リソース管理プログラム、およびInterstageを構成するすべてのサービスを強制停止します。停止するInterstageのサービス名については、“指定オプションに対する各サービスの動作”を参照してください。
 なお、Windows(R)版では、isinitコマンドを使用してInterstage HTTP Serverを初期化していない場合でも、強制停止します。

-f -s

 全強制停止モードです。
 起動中のワークユニット、リソース管理プログラム、およびInterstageを構成するすべてのサービスを強制停止します。停止するInterstageのサービス名については、“指定オプションに対する各サービスの動作”を参照してください。
 なお、-fオプションと-sオプションを同時に指定すると、isinitコマンドを使用してInterstage HTTP Serverを初期化していない場合は、強制停止しません。

-t 停止監視時間

 停止監視時間を秒で指定します。指定可能な値は、300〜3600です。本オプションを省略すると、停止監視時間として300秒が設定されます。停止監視時間を超えてもInterstageが停止しない場合には、異常が発生したと見なして調査資料をiscollectinfoコマンドで自動的に採取します。採取が完了すると、is20270メッセージが出力されます。

指定オプションに対する各サービスの動作

 以下に、指定オプションに対する各サービスの動作について説明します。

サービス名

指定オプション

指定なし

-c

-f -s

-f

CORBAサービス

×

×

○(強制)

○(強制)

インタフェースリポジトリサービス(標準インタフェース用)

×

×

○(強制)

○(強制)

インタフェースリポジトリサービス(Valueインタフェース用)

×

×

○(強制)

○(強制)

ネーミングサービス

×

×

○(強制)

○(強制)

イベントサービス

×

×

○(強制)

○(強制)

コンポーネントトランザクションサービス

○(通常)

○(強制)

○(強制)

○(強制)

データベース連携サービス

○(通常)

○(強制)

○(強制)

○(強制)

Webサーバサービス(Interstage HTTP Server)

△(強制)

△(強制)

△(強制)

○(強制)

サービス名

指定オプション

指定なし

-c

-f

CORBAサービス

×

×

○(強制)

インタフェースリポジトリサービス(標準インタフェース用)

×

×

○(強制)

インタフェースリポジトリサービス(Valueインタフェース用)

×

×

○(強制)

ネーミングサービス

×

×

○(強制)

イベントサービス

×

×

○(強制)

コンポーネントトランザクションサービス

○(通常)

○(強制)

○(強制)

CORBA/SOAPクライアントゲートウェイ

△(強制)

△(強制)

○(強制)

データベース連携サービス

○(通常)

○(強制)

○(強制)

Webサーバサービス(Interstage HTTP Server)

△(強制)

△(強制)

△(強制)

○:停止する
△:Interstage統合コマンド、Interstage管理コンソールにより初期化されている場合に停止する
×:停止しない

注意事項


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