Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド |
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第10章 リポジトリの運用・保守 | > 10.1 リポジトリの起動・停止 |
リポジトリのデータベースとしてRDBを使用する場合は、事前に“データベースの構築”で作成したRDBシステムを起動します。RDBシステムの起動の詳細は、Symfoware Serverを使用する場合は、Symfoware Serverのマニュアル“セットアップガイド”の“Symfoware Serverの起動と停止”を参照してください。Oracleデータベースを使用する場合は、Oracleデータベースのマニュアルを参照してください。
リポジトリの起動には、Interstage管理コンソールを使用します。
Interstage管理コンソールを起動してログインし、[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面)を使用して起動操作を行います。
Interstage管理コンソールの起動は“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの起動・停止”を、Interstage管理コンソールの画面操作は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
起動には、起動するリポジトリごとに数十秒から数分程度の時間が必要です。起動の時間は登録されているエントリ数、運用形態、およびマシン性能により多少異なります。
リポジトリの停止にはInterstage管理コンソールを使用します。
Interstage管理コンソールを起動してログインし、[システム] > [サービス] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面(管理サーバの場合は、[一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [セキュリティ] > [リポジトリ] > [リポジトリ:状態]画面)を使用して停止操作を行います。
Interstage管理コンソールの停止は“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソールの起動・停止”を、Interstage管理コンソールの画面操作は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。
OSを起動したときのリポジトリの自動起動設定は、以下の方法で変更できます。
[コントロールパネル] > [管理ツール] > [サービス]で、Interstage ディレクトリサービスのサービス(Interstage Directory Service(リポジトリ名))のスタートアップの種類が「自動」になっていることを確認します。スタートアップの種類が「手動」になっている場合は、「自動」に変更します。
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
irepadminコマンドを使用して、リポジトリが自動起動する設定(-startup オプションが「Auto」)になっていることを確認します。手動で起動する設定(-startup オプションが「Manual」)になっている場合は、irepadminコマンドを使用して、自動起動する設定に変更します。
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Windows(R)では、Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するか、または別々のマシンで運用するかで、設定方法が違います。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを同じマシンで運用するとき
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
リポジトリの作成直後は、依存関係は設定されていません。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを別々のマシンで運用するとき
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
SymfoWARE RDB RDBシステム名 |
OracleHOME_NAMETNSListener ・・・ リスナーのサービス名(デフォルトのリスナーを使用する場合) |
リスナーのサービス名の下線部分「HOME_NAME」は、Oracleホーム・ディレクトリの最下層のディレクトリ名です。下線部分「lsnr」は、非デフォルトのリスナー名です。
Oracleデータベースのサービス名の下線部分「ORACLE_SID」は、Oracleインスタンスの識別名です。
スタートアップの種類が、「手動」になっている場合は、「自動」に変更してください。
Interstage ディレクトリサービスとRDBを別々のマシンにインストールしたときには、Interstage ディレクトリサービスのサービスとRDBのサービスとの間で、依存関係を設定することはできません。
Interstage ディレクトリサービスのサービスよりも先に、RDBのサービスが起動されている必要があります。
Solaris、およびLinuxでは、Interstage ディレクトリサービスとRDBを運用するマシンが同じであるかどうかに関係なく、以下の設定操作をしてください。
リポジトリの作成直後は、リポジトリがOS起動時に自動起動するように設定されています。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Oracleのマニュアルを参照して、RDBシステムが自動起動するように起動スクリプトの設定を行ってください。
Symfoware ServerからRDBシステム起動スクリプトが提供されていない場合には、Interstage ディレクトリサービスが提供するRDBシステム起動スクリプトのサンプルを修正し、以下のディレクトリに配置してください。
/etc/rc2.d/S90FJSVireprdb2b |
/etc/rc.d/rc0.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc1.d/K20FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc2.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc3.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc4.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc5.d/S81FJSVireprdb2b /etc/rc.d/rc6.d/S81FJSVireprdb2b |
RDBシステム起動スクリプトのサンプルは、以下のディレクトリにあります。
Interstage ディレクトリサービスをWindows(R)にインストールし、Symfoware ServerをSolaris、またはLinuxにインストールしたときには、こちらを使用してください。
C:\Interstage\IREP\sample\RDB\SYM\PROCEDURE |
InterstageディレクトリサービスをSolaris、またはLinuxにインストールしたときには、こちらを使用してください。
/opt/FJSVirep/sample/RDB/SYM/PROCEDURE |
起動スクリプト中のRDBNAMEには、“データベースの構築”で作成したRDBシステム名を指定してください。すべての起動スクリプトを修正して配置してください。
#!/bin/sh # --- # All Rights Reserved, Copyright (c) FUJITSU LIMITED 2006 # --- RDBNAME=dsdbsys LC_ALL=C export RDBNAME export LC_ALL SYS=`uname` if ( test "$SYS" = "SunOS" ) then RDBPATH=/opt/FSUNrdb2b LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib:/etc/opt/FSUNiconv/lib LD_LIBRARY_PATH_64=$RDBPATH/lib export LD_LIBRARY_PATH export LD_LIBRARY_PATH_64 elif ( test "$SYS" = "Linux" ) then RDBPATH=/opt/FJSVrdb2b LD_LIBRARY_PATH=$RDBPATH/lib export LD_LIBRARY_PATH fi case "$1" in start) if ( test -f $RDBPATH/bin/rdbstart ) then $RDBPATH/bin/rdbstart fi ;; 以下は修正不要ですので、省略します。 |
リポジトリの作成直後は、RDBのサービスの起動を待ち合わせずにエラーとなるように設定されています。
irepadminコマンドの詳細は、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。
Interstage ディレクトリサービスよりも先に、RDBが起動されている必要があります。
各種設定とデータベースの起動待ち合わせの関係は、以下のようになります。
使用するDB |
自動起動の設定 |
依存関係の設定 |
起動待ち合わせ |
|
---|---|---|---|---|
DBをIDSと同じサーバで運用 |
DBをIDSと異なるサーバで運用 |
|||
標準データベース |
サービスのスタートアップの種類により設定 |
自動設定 |
依存関係により待ち合わせを行う |
× |
Symfoware Server |
サービスのスタートアップの種類により設定 |
-setsvcオプションにより設定 |
待ち合わせしない |
|
Oracleデータベース |
× : 異なるサーバで運用不可
IDS : Interstage ディレクトリサービス
各種設定とデータベースの起動待ち合わせの関係は、以下のようになります。
使用するDB |
自動起動の設定 |
RDBサービスの起動待ち合わせの設定 |
起動待ち合わせ |
|
---|---|---|---|---|
DBをIDSと同じサーバで運用 |
DBをIDSと異なるサーバで運用 |
|||
標準データベース |
-startupオプションにより設定 |
− |
自動起動の設定により待ち合わせを行う |
× |
Symfoware Server |
-startupオプションにより設定 |
-rdbwaitオプションにより設定 |
自動起動の設定とRDBサービスの起動待ち合わせの設定により待ち合わせを行う |
自動起動の設定とRDBサービスの起動待ち合わせの設定により待ち合わせを行う |
Oracleデータベース |
× : 異なるサーバで運用不可
IDS : Interstage ディレクトリサービス
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