Interstage Application Server チューニングガイド |
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第7章 JDK/JREのチューニング | > 7.3 チューニング/デバッグ技法 | > 7.3.4 クラッシュダンプ・コアダンプ |
ここでは、Windows(R)上で異常を調査する場合に採取する、クラッシュダンプの採取方法を説明します。
ワトソン博士はMicrosoft Corporationのソフトウェアで、プログラムエラーのためのデバッガです。
プログラムエラーが発生すると、ワトソン博士が自動的にログファイルにデバッグ情報を出力します。なお、ログファイル名は、「drwtsn32.log」です。また、ログファイルの出力先は、ワトソン博士を起動して、設定することができます。
ワトソン博士の詳細は、Microsoft CorporationのWebページを参照してください。
クラッシュダンプの採取には、Windows(R)に同梱されている「ワトソン博士」を使用します。
次の例を参考にして、「ワトソン博士」を設定してください。この設定を行うことにより、異常終了時に、自動的にクラッシュダンプが出力されるようになります。
ワトソン博士の設定例 (Windows(R) 2000の場合)
- MS-DOSコマンドプロンプトなどで“drwtsn32 -i”コマンドを投入します。[ワトソン博士が既定のアプリケーション デバッガとしてインストールされました。]のメッセージが表示されます。
- 更に、MS-DOSコマンドプロンプトなどで、“drwtsn32”コマンドを実行します。[Windows 2000 ワトソン博士]の設定画面が表示されますので、以下を確認してください。
- [ログファイルパス(L)]、[クラッシュダンプ(P)]が正しく指定されているか
- [すべてのスレッド コンテキストをダンプ(A)]のチェックボックスがチェックされているか
- [既定のログ ファイルに追加(E)]のチェックボックスがチェックされているか
- [メッセージ ボックスによる通知(U)]のチェックボックスがチェックされているか
- [クラッシュ ダンプ ファイルの作成(T)]のチェックボックスがチェックされているか
Windows(R) XP、Windows Server(R) 2003の場合
drwtsn32を立ち上げて、[クラッシュダンプの種類]を[完全]に設定しておく必要があります。
Windows Server(R) 2003の初期版においては、ユーザダンプが出力されない問題をはじめとして、その他にもJavaの実行動作に影響を及ぼす問題などがあります。
たとえば、次のような問題があります。
Windows Server(R) 2003を使用する場合は、Service Pack 1またはHotfixを適用してください。
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