名前
acmcapture - AdvancedCopy Managerの調査資料の採取
形式
/opt/FJSVccm/bin/acmcapture dirname
<AdvancedCopy Manager CCM プログラムディレクトリ>\bin\acmcapture.bat dirname
機能説明
本コマンドは、AdvancedCopy Managerの調査資料を採取するコマンドです。本コマンドを実行したサーバにインストールされているAdvancedCopy Managerのすべてのコンポーネントの資料を採取します。
調査資料のファイル名またはディレクトリ名の形式は、以下のとおりです。
[Solarisの場合]
採取された資料は、dirname配下の“acmcapture_HOSTNAME_YYYYMMDD_ttmmss.tar.Z”の形式のファイルに格納されます。
[Linuxの場合]
採取された資料は、dirname配下の“acmcapture_HOSTNAME_YYYYMMDD_ttmmss.tar.gz”の形式のファイルに格納されます。
[Windowsの場合]
採取された資料は、dirname配下の“acmcapture_HOSTNAME_YYYYMMDD_ttmmss”の形式のディレクトリに格納されます。
HOSTNAMEはコマンド実行するホスト名となります。ホスト名が0~9の数字、大文字と小文字の英字、およびハイフン (-)以外の文字を含む場合は、“NOHOSTNAME”となります。また、15文字を超える場合は、15文字より後の文字を切り捨てます。
YYYYMMDDは、YYYY:年、MM:月、DD:日となります。
ttmmssは、tt:時、mm:分、ss:秒となります。
オペランド
dirname には、調査資料を格納するディレクトリを指定します。
十分な空き容量(500MB以上を推奨)のあるディレクトリを指定してください。調査資料のサイズはシステムの環境や状態によって変動するため、500MBは目安としてください。十分な空き容量がない場合、本コマンドは調査資料を採取せずに異常終了します。
存在するディレクトリを指定してください。存在しないディレクトリを指定した場合、本コマンドは調査資料を採取せずに異常終了します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
[Solarisの場合]
資料を /tmpディレクトリに採取します。
# acmcapture /tmp Executing......................................... Completed. OUTPUT=/tmp/acmcapture_srv01_20090323_094614.tar.Z
[Linuxの場合]
資料を /tmpディレクトリに採取します。
# acmcapture /tmp Executing......................................... Completed. OUTPUT=/tmp/acmcapture_srv01_20090323_094614.tar.gz
[Windowsの場合]
資料をC:\tempディレクトリに採取します。
C:¥> acmcapture.bat C:\temp Executing......................................... Completed. OUTPUT=C:\temp\acmcapture_srv01_20090323_094614
注意事項
クラスタ構成システムの場合は、全ノードで本コマンドを実行してください。なお、共有ディスクの情報を採取するために、いずれかのノードで共有ディスクをマウントして本コマンドを実行してください。
本コマンドは、他のAdvancedCopy Manageのコマンドが停止している状態で実行してください。他のAdvancedCopy Manageのコマンドが動作している状態で実行した場合、正常に資料を採取できない場合があります。