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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書 Copy Control Module編

3.2 テープへのバックアップについて

CCMサーバに接続したテープ装置に、コピー先の論理ボリュームのデータをバックアップします。

このため、コピー先の論理ボリュームについて、データの作成方法を説明します。

テープへのバックアップ方法は、使用するバックアップのソフトウェアとテープ装置のマニュアルを参照して実施してください。

以下の手順に従って、テープにバックアップしてください。


[Windowsの場合]

  1. コピー先のディスク上に存在する情報の削除
    Windowsの標準機能であるdiskpartを利用して、コピー先となるディスク上の情報を削除します。

    [実行例]

    C:\Documents and Settings\Administrator>diskpart
    
    Microsoft DiskPart Copyright (C) 1999-2001 Microsoft Corporation.
    On computer: MS610-B
    
    DISKPART> select disk 14
    
    ディスク 14 が現在選択されているディスクです。
    
    DISKPART> clean
    
    DiskPart はディスクを正常にクリーンな状態にしました。
    
    DISKPART> exit
    
    DiskPart を終了しています...
     
  2. アドバンスト・コピーの実行

    実行手順は、「3.1 アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。

  3. パーティションテーブルの再読込み
    CCMサーバで「A.8.3 acutil refresh (パーティションテーブルの再読込みコマンド)【Windows】」を実行し、パーティションテーブルを再読込みします。

    [実行例]

    C:\>acutil refresh -d PhygicalDisk14
    Successful completion.
     
  4. テープへのバックアップ

    コピー先ボリュームに作成したデータをバックアップのソフトウェアを使用して、テープにバックアップしてください。


[Solarisの場合]

  1. コピー先のディスク上のパーティションをアンマウント

    コピー先のディスクにあるパーティションをすべてアンマウントします。

    [実行例]

    # umount /dev/dsk/c0t1d0s1
  2. アドバンスト・コピーの実行

    実行手順は、「3.1 アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。

  3. コピー先のディスク上のパーティションをマウント

    [実行例]

    # mount /dev/dsk/c0t0d0s1 /mnt/backup
  4. テープへのバックアップ

    コピー先ボリュームに作成したデータをバックアップのソフトウェアを使用して、テープにバックアップしてください。


[Linuxの場合]

  1. コピー先のディスク上のパーティションをアンマウント

    コピー先のディスクにあるパーティションをすべてアンマウントします。

    [実行例]

    # umount /dev/sda1
  2. アドバンスト・コピーの実行

    実行手順は、「3.1 アドバンスト・コピーの実行」を参照してください。

  3. パーティションテーブルの再読込み

    sfdiskコマンドやpartprobeコマンドを利用して、コピー先のディスクのパーティションテーブルを再読込みします。

    [実行例]

    # sfdisk -R /dev/sda
  4. コピー先のディスク上のパーティションをマウント

    コピー先のディスクにあるパーティションをマウントします。

    [実行例]

    # mount /dev/sda1 /mnt/backup
  5. テープへのバックアップ

    コピー先ボリュームに作成したデータをバックアップのソフトウェアを使用して、テープにバックアップしてください。

参照

AdvancedCopy Manager テープバックアップ機能を使用したバックアップ手順は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編』を参照してください。