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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書テープバックアップ連携編

1.4.2 バックアップ/リストア機能

バックアップの方法

以下の2つの方法を提供しています。

ファイル単位バックアップ

ファイル単位バックアップとは、バックアップ対象サーバにマウントされているディスク内のディレクトリまたは、ファイルを直接指定し指定されたデータのみバックアップをします。

また、バックアップ対象データがテープサーバに存在する場合は、テープサーバに導入されたファイル単位バックアップエージェントからのバックアップ要求が、メモリ間通信により同一サーバ内のテープサーバに渡されバックアップが行われます。

バックアップ対象データがテープサーバ以外のサーバに存在する場合は、そのサーバに導入されたファイル単位バックアップエージェントからバックアップが指示され、データがネットワーク経由でテープサーバに転送され、テープにバックアップされます。

テープサーバ以外のサーバから要求されるファイル単位バックアップは、ネットワーク経由のデータ転送を実施するによりネットワーク性能に影響が出るため、業務時間を避け実施してください。

ファイル単位バックアップでは以下の種別のバックアップをサポートします。

図1.10 ネットワーク経由のファイル単位バックアップ方式

NASバックアップ

NASバックアップは、テープサーバがNAS装置に対してバックアップを指示し、NAS装置が、接続されたテープドライブ装置へデータのバックアップを行います。
したがって、バックアップデータはLANのネットワークを介さずテープへバックアップされます。

図1.11 NASバックアップ

リストアの方法

以下の2つの方法を提供しています。

業務との連携

履歴管理機能

実行状況確認機能

実行したバックアップ、リストア、およびテープコピーの進捗状況や結果を確認できます。

ミドルウェア連携