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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

5.10.2 削除作業詳細

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。

  2. 業務を停止します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、削除対象の業務を停止します。

    リソースグループの停止方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。

  3. リソースを削除します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。リソースグループがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、リソースグループごと削除します。

    リソースグループおよびリソースの削除方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。

    1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順9に進みます。
    カスケード運用の場合、手順4に進みます。

  4. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    注意

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4~手順8の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  5. セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt

    コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。

  6. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Secondary
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 3
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  7. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    注意

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  8. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。

    注意

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4~手順8を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBで作業(手順4~手順8)が終了した場合、手順9に進んでください。

  9. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

  10. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt

    コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。

  11. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Secondary
            Mount point    : /STGMGRDISK
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  12. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #
  13. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。

  14. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

  15. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt

    コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。

  16. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing
            Node type      : Primary
            Mount point    : /STGMGRMNT
            Node name      : nodeagt
            Service        : STGMGRSRV
            Function       : Server
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  17. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #
  18. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

  19. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

    • 業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名

  20. 業務を起動します。

    High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でリソースグループを削除している場合は不要です。

    リソースグループの起動方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。