以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。
ノードを削除します。
AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。
業務を停止します。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、削除対象の業務を停止します。
リソースグループの停止方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。
リソースを削除します。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、対象業務に登録されているAdvancedCopy Managerのリソースを削除します。リソースグループがAdvancedCopy Managerのリソースのみで作成されている場合、リソースグループごと削除します。
リソースグループおよびリソースの削除方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。
1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順9に進みます。
カスケード運用の場合、手順4に進みます。
セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。
注意
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順4~手順8の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードBでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードBにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt |
コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Secondary Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeagt Service : STGMGRSRV Function : Server Number : 3 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。
セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。 # |
注意
セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでアンマウントします。
注意
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順4~手順8を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順4から実施してください。全てのセカンダリノードBで作業(手順4~手順8)が終了した場合、手順9に進んでください。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt |
コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Secondary Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeagt Service : STGMGRSRV Function : Server Number : 2 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。
セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ ノードのクラスタ環境を削除してください。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでアンマウントします。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。
プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt |
コマンドの詳細については、「8.3.8 stgclunset_hacmp(AIX版High Availability Cluster Multi-Processing 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_hacmp -n nodeagt AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : High Availability Cluster Multi-Processing Node type : Primary Mount point : /STGMGRMNT Node name : nodeagt Service : STGMGRSRV Function : Server Number : 1 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。
プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
ポート番号を削除します。
クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
業務を起動します。
High Availability Cluster Multi-Processingの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。手順3でリソースグループを削除している場合は不要です。
リソースグループの起動方法については、High Availability Cluster Multi-Processingのマニュアルを参照してください。