以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。
ノードを削除します。
AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。
MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務を停止します。
削除対象の業務(パッケージ)を停止します。
業務の停止方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順8に進みます。
カスケード運用の場合、手順3に進みます。
セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクがプライマリノードと全てのセカンダリノードとでアンマウント状態であることを確認します。
確認後、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。
注意
セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順3~手順7の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。
セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr |
コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Number : 3 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。
セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。 # |
注意
セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。
セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。
セカンダリノードBでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。
注意
セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順3~手順7を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順3から実施してください。全てのセカンダリノードBで作業(手順3~手順7)が終了した場合、手順8に進んでください。
セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。
セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr |
コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Number : 2 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードAの場合、必ず2になります。
セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ ノードのクラスタ環境を削除してください。 # |
セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。
セカンダリノードAでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをプライマリノードでマウントします。
プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr |
コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : MC/ServiceGuard Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 SUBNET : 10.10.10.0 Mount point : /stgmount Device Name : /dev/vg01/lvol1 Volume Group : vg01 Node name : nodepr Service : serv1 Function : Server Number : 1 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。
プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
ポート番号を削除します。
クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスはプライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
業務環境を削除します。
対象業務のパッケージ制御スクリプトのCUSTOMER DEFINE FUNCTIONS セクションからStorageサーバ業務の起動停止コマンドを削除します。
起動時のセクションから、以下のコマンド(start オプションを含む)を削除します。
/opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 start |
停止時のセクションから、以下のコマンド(stop オプションを含む)を削除します。
/opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 stop |
AdvancedCopy Manager用に準備した共有ディスクを業務で使用しない場合、共有ディスクの情報も削除します。また、今後業務を使用しない場合、業務(パッケージ)を削除します。
制御スクリプトの編集方法や他のノードへの反映方法、パッケージの削除方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。
MC/ServiceGuardの機能を利用して、対象業務(パッケージ)を開始します。
手順19で業務を削除している場合、本操作を実施する必要ありません。
業務の開始方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。