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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

5.7.2 削除作業詳細

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。

  2. MC/ServiceGuardの機能を利用して、業務を停止します。

    削除対象の業務(パッケージ)を停止します。

    業務の停止方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。

    1:1運用待機、相互待機、n:1運用待機の場合、手順8に進みます。
    カスケード運用の場合、手順3に進みます。

  3. セカンダリノードBで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクがプライマリノードと全てのセカンダリノードとでアンマウント状態であることを確認します。

    確認後、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードBでマウントします。

    注意

    セカンダリノードBとなるノードが複数台ある場合、手順3~手順7の処理を全てのセカンダリノードBで実施します。

  4. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr

    コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。

  5. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Secondary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 3
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードBの場合、必ず3以上になります。

  6. セカンダリノードBのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8143 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続き他のセカンダリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #

    注意

    セカンダリノードBの場合、完了メッセージはswstf8143になります。

  7. セカンダリノードBで共有ディスクをアンマウントします。

    セカンダリノードBでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。

    注意

    セカンダリノードBとなるノードが残っている(手順3~手順7を未実施のノードがある)場合、そのノードで手順3から実施してください。全てのセカンダリノードBで作業(手順3~手順7)が終了した場合、手順8に進んでください。

  8. セカンダリノードAで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードAでマウントします。

  9. セカンダリノードAでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードAにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr

    コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。

  10. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Secondary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 2
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードAの場合、必ず2になります。

  11. セカンダリノードAのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリ
    ノードのクラスタ環境を削除してください。
    #
  12. セカンダリノードAで共有ディスクをアンマウントします。

    セカンダリノードAでAdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをアンマウントします。

  13. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

  14. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_mcsg -n nodepr

    コマンドの詳細については、「8.3.5 stgclunset_mcsg(HP版MC/ServiceGuard 環境解除コマンド)」を参照してください。

  15. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
       Cluster system   : MC/ServiceGuard
       Node type        : Primary
       IP Address       : 10.10.10.10
       SUBNET           : 10.10.10.0
       Mount point      : /stgmount
       Device Name      : /dev/vg01/lvol1
       Volume Group     : vg01
       Node name        : nodepr
       Service          : serv1
       Function         : Server
       Number           : 1
       MODE             : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] y

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  16. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #
  17. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

  18. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスはプライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

    • 業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名

  19. 業務環境を削除します。

    対象業務のパッケージ制御スクリプトのCUSTOMER DEFINE FUNCTIONS セクションからStorageサーバ業務の起動停止コマンドを削除します。

    起動時のセクションから、以下のコマンド(start オプションを含む)を削除します。

    /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 start

    停止時のセクションから、以下のコマンド(stop オプションを含む)を削除します。

    /opt/FJSVswstf/cluster/clproc/SmgrMCSG_論理ノード名 stop

    AdvancedCopy Manager用に準備した共有ディスクを業務で使用しない場合、共有ディスクの情報も削除します。また、今後業務を使用しない場合、業務(パッケージ)を削除します。

    制御スクリプトの編集方法や他のノードへの反映方法、パッケージの削除方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。

  20. MC/ServiceGuardの機能を利用して、対象業務(パッケージ)を開始します。

    手順19で業務を削除している場合、本操作を実施する必要ありません。

    業務の開始方法については、MC/ServiceGuardのマニュアルを参照してください。