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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

5.5.2 削除作業詳細

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

ポイント

Storage管理サーバ業務の削除は、Storage管理サーバ業務のカスタマイズ作業を実施した時に記録したユーザーでログオンして実施してください。

異なるユーザーでログオンして、Storage管理サーバ業務の削除を実行した場合、Storage管理サーバ業務の削除が失敗することがあります。

注意

以下のサービスを利用して本処理を実行する場合は注意が必要です。

以下のサービスを利用して本処理を実行すると不具合が発生するため、以下のサービスを利用しないでください。

  • Telnetサーバーサービス

  1. 対象がStorageサーバ業務の場合、AdvancedCopy ManagerのGUIを使用して、当該Storageサーバ業務の属する論理サーバを削除します。対象がStorage管理サーバ業務の場合、この操作を行う必要はありません。

  2. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、当該AdvancedCopy Managerの属する業務を停止します。

    参照

    クラスタサービスの停止方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。

  3. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、クラスタサービスに設定されている当該AdvancedCopy Manager用のリソースを削除します。

    クラスタサービスがAdvancedCopy Managerのリソースのみで構成されている場合、クラスタサービスも削除します。

    以下のリソースを削除してください。

    • Storage管理サーバ業務の場合

      • AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名

      • AdvancedCopy_RDB_RDBSWSTF_論理ノード名

      • AdvancedCopy_RDA_RDBSWSTF_論理ノード名

      • AdvancedCopy_GUI_Service_論理ノード名

      • AdvancedCopy_ACL_Service_論理ノード名

      • Storage管理サーバ業務用の引継ぎIPアドレスリソース

      • AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクリソース

      • AdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクリソース

    • Storageサーバ業務の場合

      • AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名

      • Storageサーバ業務用の引継ぎIPアドレスリソース

      • AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクリソース

    注意

    • 引継ぎIPアドレスリソース、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクリソース、AdvancedCopy Managerリポジトリ用の共有ディスクリソースを引き続きクラスタサービスで使用する場合、削除する必要はありません。

    • リソースの削除方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。

  4. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードでオンラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードでオンラインにします。

    注意

    • 共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。

    • 共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK 説明書』を参照してください。

  5. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下のとおりです。

    1. 次のコマンドをセカンダリノードのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_winsafe
    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      削除するAdvancedCopy Manager業務の論理ノード名を選択します。ハード障害等による片側ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. セカンダリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、プライマリノードのアンセットアップを行います。

  6. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでオンラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでオンラインにします。

    注意

    • 共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。

    • 共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK 説明書』を参照してください。

  7. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。コマンドの実行手順は以下のとおりです。

    1. 次のクラスタアンセットアップコマンドをプライマリノードのコマンドプロンプト画面から実行します。

      プログラムディレクトリ\bin\stgclunset_winsafe
    2. クラスタアンセットアップコマンドの画面が表示されます。

      セカンダリノードのクラスタアンセットアップ画面で選択した論理ノード名を選択します。ノードダウン時のアンセットアップの場合は、強制実行の欄にチェックをつけます。各項目を確認した後、[OK]ボタンをクリックします。

    3. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)を削除するための開始画面が表示されます。

      [開始]ボタンをクリックします。

    4. 削除するAdvancedCopy Manager業務がStorage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ業務の環境(データベース)の削除終了画面が表示されます。

      [閉じる]をクリックします。

    5. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの開始画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    6. ポート番号・サービス設定/解除コマンドの完了画面が表示されます。

      [OK]ボタンをクリックします。

    7. プライマリノードのクラスタアンセットアップを終了します。

      クラスタアンセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

  8. AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでオフラインにします。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでオフラインにします。

    注意

    • 共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeCLUSTERのcldisksetupコマンドで実施します。cldisksetupコマンドの詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。

    • 共有ディスクがSafeDISKの場合、共有ディスクのオンライン/オフラインはSafeDISKのコマンド(sdxconfnode -S)と運用管理画面から実施します。SafeDISKのコマンドについては、『SafeDISK 構築ガイド』を参照してください。オンライン/オフライン方法の詳細については、『SafeDISK 説明書』を参照してください。

  9. 業務用に設定したAdvancedCopy Managerのポート番号を削除します。

    Windowsのメモ帳などを利用して、当該Storageサーバ業務またはStorage管理サーバ業務で設定したポート番号をWindowsインストールディレクトリ\system32\drivers\etc\servicesより削除します。ポート番号は、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。services内のサービス名は以下のとおりです。

    • stgxfws_論理ノード名

  10. SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、手順2で停止した業務を起動してください。

    手順3でクラスタサービスを削除している場合、本操作を実施する必要はありません。

    参照

    クラスタサービスの起動方法の詳細については、『SafeCLUSTER/Standard 導入運用手引書』を参照してください。