以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。
ノードを削除します。
AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。ただし、Storage管理サーバ業務の場合、この操作を行う必要はありません。
業務を停止します。
Sun Clusterの機能を利用して、対象のリソースグループを停止します。
リソースグループの停止方法については、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。
セカンダリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードでマウントします。
セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR |
コマンドの詳細については、「8.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。
注意
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : Sun Cluster Node type : Secondary IP Address : 10.10.10.10 (Storageサーバ業務の場合は表示されません) Mount point : /STGMGRDISK Node name : nodeMGR Service : manager_service Network Resource : stgnet Function : Management Server (Storageサーバ業務の場合は “Server” と表示されます) Number : 2 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。
データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、“y”を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。
+----------------------------------------------------------------+ | | | AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。 | | | | [注意] | | 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
セカンダリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリノードのクラスタ環境を削除してください。 # |
セカンダリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードでアンマウントします。
プライマリノードで共有ディスクをマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでマウントします。
プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。
入力例)
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR |
コマンドの詳細については、「8.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。
注意
Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。
削除対象を確認します。
コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。
# /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR AdvancedCopy Manager settings were as follows. Cluster system : Sun Cluster Node type : Primary IP Address : 10.10.10.10 (Storageサーバ業務の場合は表示されません) Mount point : /STGMGRMNT Node name : nodeMGR Service : manager_service Network Resource : stgnet Function : Management Server (Storageサーバ業務の場合は “Server” と表示されます) Number : 1 MODE : Normal Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y] |
クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。
注意
Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。
Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。
データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、“y”を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。
+----------------------------------------------------------------+ | | | AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。 | | | | [注意] | | 処理を開始すると、全ての格納データを消失します。 | | 実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。 | | | +----------------------------------------------------------------+ 処理を続けますか? [y/n] ==> y |
プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。
クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。
swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。 # |
プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。
AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。
Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでアンマウントします。
ポート番号を削除します。
クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。
業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名
リソースを削除します。
必要に応じて、以下のリソースを削除してください。
AdvancedCopy Managerの論理ホスト名リソースの名前または共有アドレスリソース
AdvancedCopy ManagerのSUNW.HAStoragePlusリソース
業務を起動します。
Sun Clusterの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。
リソースグループの起動方法については、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。