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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

5.3.2 削除作業詳細

以下の手順で、クラスタ環境の削除を行います。

  1. ノードを削除します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIを使用してノードを削除します。ただし、Storage管理サーバ業務の場合、この操作を行う必要はありません。

  2. 業務を停止します。

    Sun Clusterの機能を利用して、対象のリソースグループを停止します。

    リソースグループの停止方法については、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。

  3. セカンダリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードでマウントします。

  4. セカンダリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、セカンダリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR

    コマンドの詳細については、「8.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。

    注意

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  5. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows. 
            Cluster system   : Sun Cluster
            Node type        : Secondary
            IP Address       : 10.10.10.10    (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point      : /STGMGRDISK
            Node name        : nodeMGR
            Service          : manager_service
            Network Resource : stgnet
            Function         : Management Server (Storageサーバ業務の場合は “Server” と表示されます)
            Number         : 2
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。セカンダリノードの場合、必ず2になります。

  6. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、“y”を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y
  7. セカンダリノードのクラスタアンセットアップコマンドが終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8103 セカンダリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。引き続きプライマリノードのクラスタ環境を削除してください。
    #
  8. セカンダリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクをセカンダリノードでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもセカンダリノードでアンマウントします。

  9. プライマリノードで共有ディスクをマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでマウントします。

  10. プライマリノードでクラスタアンセットアップコマンドを実行します。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクに他のユーザーがアクセスしないようにした上で、プライマリノードにおいて次のコマンドを実行します。

    入力例)

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR

    コマンドの詳細については、「8.3.3 stgclunset_sun(Solaris版Sun Cluster 環境解除コマンド)」を参照してください。

    注意

    Storage管理サーバ業務の場合、Storage管理サーバ導入時に指定した(事前にSymfowareが導入されていた場合には、Symfoware導入時の)ロケールで実行してください。

  11. 削除対象を確認します。

    コマンドで指定した論理ノードについての情報が表示されます。表示された内容を確認の上、Enterキーを押します。

    # /opt/swstorage/bin/stgclunset_sun -n nodeMGR
    AdvancedCopy Manager settings were as follows.
            Cluster system   : Sun Cluster
            Node type        : Primary
            IP Address       : 10.10.10.10  (Storageサーバ業務の場合は表示されません)
            Mount point      : /STGMGRMNT
            Node name        : nodeMGR
            Service          : manager_service
            Network Resource : stgnet
            Function       : Management Server  (Storageサーバ業務の場合は “Server” と表示されます)
            Number         : 1
            MODE           : Normal
    Do you want to continue with un-setting of AdvancedCopy Manager cluster? [default:y]

    クラスタ環境解除処理を中断する場合は“n”、処理を継続する場合は“y”を入力するかそのままEnterキーを押します。

    注意

    Numberには、クラスタアンセットアップコマンドを実施していないノード数が出力されています。プライマリノードの場合、必ず1になります。

  12. Storage管理サーバ業務の場合、データベースを削除します。

    データベース削除の確認画面が表示されます。表示された内容を確認の上、“y”を入力してEnterキーを押します。Storageサーバ業務の場合は表示されません。

      +----------------------------------------------------------------+
      |                                                                |
      |  AdvancedCopy Managerのデータベース環境を全て削除します。      |
      |                                                                |
      | [注意]                                                         |
      |    処理を開始すると、全ての格納データを消失します。            |
      |    実行可能な環境にあることを十分確認して続行して下さい。      |
      |                                                                |
      +----------------------------------------------------------------+
    
              処理を続けますか? [y/n] ==> y
  13. プライマリノードのクラスタアンセットアップコマンドを終了します。

    クラスタアンセットアップコマンドの完了画面が表示されます。

    swstf8102 プライマリノードのクラスタ削除は正常に終了しました。
    #
  14. プライマリノードで共有ディスクをアンマウントします。

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードでアンマウントします。

    Storage管理サーバ業務の場合、リポジトリ用共有ディスクもプライマリノードでアンマウントします。

  15. ポート番号を削除します。

    クラスタセットアップ時に、/etc/servicesに設定した以下のサービスを削除します。サービスは、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで削除してください。OSのviコマンドなどを使用して/etc/servicesより削除してください。

    • 業務用通信デーモン:stgxfws_論理ノード名

  16. リソースを削除します。

    必要に応じて、以下のリソースを削除してください。

    • AdvancedCopy Managerの論理ホスト名リソースの名前または共有アドレスリソース

    • AdvancedCopy ManagerのSUNW.HAStoragePlusリソース

  17. 業務を起動します。

    Sun Clusterの機能を利用して、手順2で停止した業務を起動します。

    リソースグループの起動方法については、Sun Clusterのマニュアルを参照してください。