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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

3.2.2 共有データ用共有ディスクの容量

AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとして必要な容量は、以下のとおりです。

表3.12 AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとして必要な容量

業務種別

必要な容量

Storage管理サーバ業務

下記1~4を合計した値

Storageサーバ業務

下記2~4を合計した値

テープサーバ業務

Storage管理サーバ業務と共存する場合、下記1~5を合計した値
Storageサーバ業務と共存する場合、下記2~5を合計した値

  1. セキュリティ運用

    • Windows版MSCS/WSFC、Windows版SafeCLUSTERの場合

      業務数×7 + デバイス数/3 + 筐体数 + 13,319 + (GUIクライアントを利用するユーザー数+1)/20 [KB]

    • 上記以外の場合

      業務数×2 + デバイス数/3 + 筐体数 + 13,319 + (GUIクライアントを利用するユーザー数+1)/20 [KB]

  2. レプリケーション運用

    レプリケーション運用に使用する複製元/複製先ボリュームのペア数をpとするとき、1.1×p [KB]

  3. バックアップ運用

    • Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER、Solaris版VERITAS Cluster Server、Solaris版Sun Cluster、Linux版PRIMECLUSTER、Windows版SafeCLUSTERの場合

      バックアップディスクの個数をa、業務ディスクの個数をb、バックアップ対象となっている全データベーススペースのDSI数をcとするとき

      • Symfowareをバックアップする場合

        {(a + b×35) + (b + c×0.5)}/1024 [MB]

      • Symfowareをバックアップしない場合

        (a + b×35)/1024 [MB]

    • 上記以外の場合

      バックアップディスクの個数をa、業務ディスクの個数をbとするとき

      (a + b×35)/1024 [MB]

  4. クラスタ運用の管理データ用

    1,024 [KB]

  5. テープサーバ業務の管理データ

    A + 300 [MB]

    Aは、以下の式で算出した値を20MBの倍数で切り上げた値です。

    • Symfowareをバックアップする場合

      ((13 + 3 x (n + 1)) x m) + (50 x o x 3) [KB]

    • Symfowareをバックアップしない場合

      ((10+ 3 x (n + 1)) x m) + (50 x o x 2) [KB]

      m、n、oの意味は以下の表を参照してください。

      表3.13 m、n、oの意味

      変数

      意味

      m

      世代管理のバックアップおよび日数管理のバックアップの保存数を合算した1つの業務ボリュームに対するバックアップ保存数です。
      世代管理のバックアップおよび日数管理のバックアップの保存数を合算してください。

      n

      テープバックアップを行う業務ボリューム数です。
      Symfowareバックアップ運用の場合は、データベーススペース数を合算した値です。

      o

      同時に実行するバックアップ、リストア、テープへのコピーの数を合算した値です。
      Symfowareバックアップ運用の場合、データベーススペース数を合算した値です。

注意

リポジトリ用共有ディスクを共有データ用共有ディスクと同じにする場合、共有データ用共有ディスクに共存させるリポジトリ用共有ディスク(パーティションなど)のサイズを上述の値に加算してください。