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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 クラスタ適用ガイド

3.1.9 AIX版VERITAS Cluster Serverで必要なリソース

AdvancedCopy ManagerをAIX版VERITAS Cluster Serverに導入する場合、以下のリソースが必要です。

  1. AdvancedCopy Manager用の引継ぎIPアドレス

    クラスタシステムで運用する際に使用する、ネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。AdvancedCopy Managerの業務ごとにひとつ必要です。
    AdvancedCopy Manager用に新規論理IPアドレスを準備し追加することを推奨します。
    新規に割り当てる場合は、既存の業務がIPアドレスを引継ぎリソースとしているかどうかを確認し、IPアドレスリソースを追加しても業務に支障がないことを確認してください。
    既存の論理IPアドレスを使用する場合、論理IPアドレスをAdvancedCopy Managerと共有することで既存の製品(既に論理IPアドレスを使用している製品)に問題が発生しない(制限がない)ことを確認してください。

  2. AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティション

    AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するパーティションを共有ディスク上に準備します。必要なパーティション数は下表のとおりです。AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なパーティション数であることに注意してください。確保する共有ディスクの容量は、「3.2 共有ディスクの容量」を参照してください。

    表3.10 AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なパーティション数

    名称

    Storageサーバ業務

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク

    1

    合計パーティション数

    1

注意

AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクは、VERITAS Cluster Serverの共有ディスクとして定義します。

AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクは、AdvancedCopy Managerを利用してバックアップ、レプリケーションを実施しないディスクを割り当ててください。

AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクはファイルシステムで使用します。AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクがマウントできるようにしてください。