AdvancedCopy ManagerをWindows版SafeCLUSTERに導入する場合、以下のリソースが必要です。
AdvancedCopy Manager用の引継ぎIPアドレス
クラスタシステムで運用する際に使用する、ネットワーク上でユニークなIPアドレスを新規に割り当てます。AdvancedCopy Managerの業務ごとにひとつ必要です。
AdvancedCopy Manager用に新規論理IPアドレスを準備し追加することを推奨します。
新規に割り当てる場合は、既存の業務がIPアドレスを引継ぎリソースとしているかどうかを確認し、論理IPアドレスを追加しても業務に支障がないことを確認してください。
既存の論理IPアドレスを使用する場合、論理IPアドレスをAdvancedCopy Managerと共有することで既存の製品(既に論理IPアドレスを使用している製品)に問題が発生しない(制限がない)ことを確認してください。
AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するドライブレター
AdvancedCopy Manager用の共有データを格納するドライブレターを共有ディスク上に準備します。必要なドライブレター数は下表のとおりです。AdvancedCopy Managerの業務ごとに必要なドライブレターの数であることに注意してください。確保する共有ディスクの容量は、「3.2 共有ディスクの容量」を参照してください。
名称 | Storage管理サーバ業務 | Storageサーバ業務 |
---|---|---|
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク | 1または0 | 0 |
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク | 1 | 1 |
合計ドライブレター数 | 2または1 | 1 |
注意
AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクは、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクと同じにすることが可能です。この場合、AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスク容量には、AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスク容量も含めた空き容量が必要になります。
AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクは、AdvancedCopy Managerを利用してバックアップ、レプリケーションを実施しないディスクを割り当ててください。
SafeCLUSTER + SafeDISKの環境では、クラスタサービスにリソースとして登録されている共有ディスクはクラスタサービスの停止後に共有ディスクを個別にオンラインにすることができません。クラスタサービスにリソースとして登録されている共有ディスクをAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクとして使用する場合、Storage管理サーバ業務/Storageサーバ業務のカスタマイズができません。クラスタサービスにリソースとして登録されていない共有ディスクを使用するか、一旦クラスタサービスのリソースから共有ディスクを削除してStorage管理サーバ業務/Storageサーバ業務のカスタマイズを実施してください。