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ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 14.1 運用手引書

C.4.4 DB2用サンプルシェルスクリプト使用時の注意事項

DB2資源の配置:

DB2のデータベース、ユーザー表スペースは、それぞれ異なるディスク、またはスライスに格納してください。

DB2資源のバックアップ運用:

  1. データベース

    DB2のBACKUP DATABASEコマンドでバックアップしてください。

    db2 => backup database DB名 to バックアップ先;
    ≪バックアップ対象のデータベース構造≫

    • ドライブ/ディレクトリ:CREATE DATABASEコマンドで指定されたドライブまたはディレクトリ

    • DB2インスタンス名:DB2インスタンスのオーナー名

    • データベースのパーティション番号

    • データベースID

    • データベースのデフォルト・ログ・ディレクトリー

    • カタログ表スペース

    • 一時表スペース

    • ユーザー表スペース

  2. ユーザー表スペース

    1. ユーザー表スペースはファイルシステムではなく、RAWデバイスに配置してください。
      表スペースについては、テーブルスペース・コンテナーもバックアップ対象になるため、本サンプルシェルスクリプトを使用してください。

    2. AdvancedCopy Managerでバックアップします。

    3. バックアップ対象のテーブルスペースの範囲は、AdvancedCopy Managerのバックアップ単位の範囲内にしてくだい。たとえば、AdvancedCopy ManagerでLUN単位にバックアップする場合は、1つのテーブルスペースは、1つのLUN内に配置してください。

DB2データベースのリカバリ:

データベース停止後、DB2データベースをリストアし、データベースを再起動してください。さらに最新の状態まで復旧する場合には、DB2のリカバリ機能を使用して行ってください。

注意

データをリカバリする際は、以下の順に行ってください。

  1. データベース

  2. ユーザー表スペース