同期型高速バックアップの注意事項について説明します。
バックアップの処理について
業務ボリュームとバックアップボリュームが等価状態になる前に9.2.2.1 swstbackup(バックアップ実行コマンド)を実行する事は出来ません。
バックアップポリシーの設定について
同期型高速バックアップ運用のバックアップポリシー設定時に、必要な数のバックアップボリュームが登録されていなくても、スナップショット型高速バックアップ運用に必要な数のバックアップボリュームが登録されていれば、バックアップポリシーは、設定出来ます。この場合、同期型バックアップは実行出来ない事があります。
同期処理実行中のボリュームグループの操作について
バックアップボリュームがボリュームグループの場合、同期処理(EC/REC)実行中にvgchange(1M)コマンドでバックアップボリュームを非アクティブ(deactivate)にしないでください。同期処理実行中にバックアップボリュームが非アクティブにされると、再びアクティブ(activate)にすることができなくなるばかりでなく、同期処理の停止(バックアップ実行コマンド、同期処理キャンセルコマンド)等の操作が実行不可能な状態になります。もし誤って非アクティブにしてしまった場合は、ETERNUS Web GUI等を使用して同期処理を強制停止した後、バックアップボリュームをアクティブにしてください。