バックアップ運用中にハードウェア障害が発生すると、以下のような現象になります。
9.2.2.2 swstbackstat(バックアップ実行状況表示コマンド)で、Status欄に“failed”が表示される
9.2.2.10 swstsyncstat(バックアップ同期処理実行状況表示コマンド)で、Status欄に“failed”が表示される
9.2.2.5 swstreststat(リストア実行状況表示コマンド)で、Status欄に“failed”が表示される
9.2.2.6 swsthistdisp(履歴情報表示コマンド)で、Status欄に“failed”が表示される
9.2.2.13 swsttrkstat(トラッキング実行状況表示コマンド)で、Status欄に“failed”が表示される
コマンド実行時に、swst0634、swst0719またはswst0740が出力される。
実行状況表示コマンドおよび履歴情報表示コマンドでStatus欄に“failed”と表示される場合は、物理コピー中にハードウェア障害が発生し、コピー処理がエラーとなっています。
コマンド実行時にswst0634、swst0719またはswst0740が出力され、再実行しても同じエラーとなる場合は、ハードウェア障害が発生しているためにアドバンスト・コピーを実行することができなくなっています。
また、リモートコピーを行っている場合、ハードウェア障害が発生すると以下のような現象になる場合があります。
9.2.2.2 swstbackstat(バックアップ実行状況表示コマンド)で、Status欄に“halt”が表示される
9.2.2.10 swstsyncstat(バックアップ同期処理実行状況表示コマンド)で、Status欄に“halt”が表示される
9.2.2.5 swstreststat(リストア実行状況表示コマンド)で、Status欄に“halt”が表示される
9.2.2.6 swsthistdisp(履歴情報表示コマンド)で、Status欄に“halt”が表示される
実行状況表示コマンドおよび履歴情報表示コマンドでStatus欄に“halt”と表示される場合は、物理コピー中にハードウェア障害が発生し、リモートコピー処理がエラーとなっています。
このような現象が発生した場合、業務ボリュームまたはバックアップボリュームにハードウェア障害が発生している可能性があります。ハードウェアの状態を確認し、ハードウェア障害が発生している場合は、エラーの原因を取り除いてから再実行する必要があります。