AdvancedCopy Managerでのリストアは、リストア先ボリュームが他のプロセスからアクセスできない状態で処理を行う必要があります。
そのため、通常前処理では、次の処理を行います。
前処理 |
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リストア先ボリュームをロックします。 |
後処理は、前処理で行った処理によって何をするのかを判断します。
後処理 |
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リストア先ボリュームのマウントを解除します。 |
この他にも、特殊な前後処理が必要な場合は、前後処理スクリプトに処理を追加する必要があります。
これらのスクリプトはJScript言語で記述されており、Windows Scripting Host(WSH)上で実行されます。
スクリプトをカスタマイズする場合、エラーコードは以下の規約に従ってください。
エラーコード | 用途 |
---|---|
0-99 | 使用不可(AdvancedCopy Managerが予約) |
100-255 | 使用可能 |
注意
後処理に失敗した場合は、資源情報の整合性が不完全になっている可能性がありますので、「12.2.3.1 swstsrsemtch(資源整合コマンド)」を実施してください。
以下に前後処理の動作イメージを示します。
図A.5 リストア時の処理方法