Storageサーバに接続されているデバイスに対して、ボリュームの種別を設定します。設定する運用種別は以下のとおりです。
バックアップを行いたいボリュームを業務ボリュームとして定義します。
バックアップボリュームを用意します。業務ボリュームと同じサイズのパーティションを運用に応じて以下の本数を用意し、バックアップボリュームとして定義します。
バックアップ運用 | 必要なバックアップボリュームの本数 |
---|---|
スナップショット型高速バックアップ | (保存世代数)本 |
同期型高速バックアップ | (保存世代数+1)本 |
この処理は、GUI操作およびコマンド操作で実施することができます。
GUIでの操作方法は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「ボリューム種別の設定」を参照してください。
コマンドでの操作方法は、10.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)を参照してください。
注意
ボリューム全体を定義したスライスは、業務ボリュームとして登録しないでください。
業務ボリュームやバックアップボリュームとして登録したパーティション(スライス)の構成などを変更する場合は、構成を変更する前に一旦業務ボリューム/バックアップボリュームの登録から削除し、構成変更後に再度4.4.5 Storageサーバ配下のデバイス情報の取り込みを行ってから、10.2.1.3 swstdevinfoset(デバイス情報設定コマンド)で登録する必要があります。
バックアップボリュームは、バイト単位まで業務ボリュームと同じサイズである必要があります。
システムが格納されているスライスや、AdvancedCopy Managerがインストールされているスライスは、バックアップ対象またはバックアップボリュームとしないでください。
マウントされているデバイスは、バックアップボリュームに設定できません。業務ボリュームには、設定できます。
Logical Unit (ディスク)は、業務ボリューム/バックアップボリュームに設定できません。
ポイント
登録した内容は、以下の方法で確認する事ができます。
GUIクライアントによる確認
業務ボリュームの情報やバックアップボリュームの情報は、GUIクライアントから参照できます。詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』を参照してください。
コマンドによる確認
登録した業務ボリューム・バックアップボリュームの情報は、10.2.1.4 swstdevdisp(デバイス使用状況表示コマンド)で参照できます。