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Interstage Job Workload Server V9.2.0 クラスタ構築・運用ガイド

3.2.1 クラスタシステムの事前準備

セットアップを行う前に、クラスタシステムのインストールからクラスタ初期化構成設定までの作業を行ってください。


クラスタシステムの詳細は、クラスタ製品が提供するマニュアルを参照してください。

共用ディスク装置の設定

バッチ実行基盤では共用ディスク装置を使用します。共用ディスク(装置)の設定を行ってください。
共用ディスク(装置)は、ファイルシステムとして使用できるようにしてください。
また、共用ディスク装置については、バッチ実行基盤のセットアップ時に必要です。
したがって、バッチ実行基盤のセットアップする前に、共用ディスクをクラスタサービスに登録してください。(PRIMECLUSTERではuserApplicationに登録します。)


バッチ実行基盤(Java)を併用する場合は、バッチ実行基盤(Java)で使用する共用ディスクについても設定し、クラスタサービスに登録してください。

バッチ実行基盤(Java)で使用する共用ディスクの設定の詳細は、“Interstage Job Workload Server バッチ実行基盤(Java)”の“クラスタシステムの事前設定”を参照してください。

IPアドレス

Interstage、Systemwalker Operation ManagerではIPアドレスの引継ぎを前提としています。引継ぎネットワークの設定を事前に行ってください。
また、IPアドレスについては、Interstageのセットアップ時に必要です。引継ぎIPアドレスをクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)に登録を行い、Interstageのセットアップ前までに使用できるようにしてください。


引継ぎIPアドレスおよび共用ディスクを有効にするためには、クラスタアプリケーションにリソースとして追加する必要があります。クラスタアプリケーションに追加するリソースは、クラスタアプリケーション作成後に追加できないため、バッチ実行基盤およびInterstageの環境を設定する前に、以下の作業を実施してください。

クラスタシステムの起動

バッチ実行基盤のセットアップの前に、クラスタサービスを起動しておきます。