名前
btfwaltjobspl - ジョブスプールの設定変更
形式
btfwaltjobspl 《[-s ジョブスプールの投入可能ジョブ数] [ジョブスプール格納ディレクトリ名]》 [-w]
btfwaltjobspl 《[-s ジョブスプールの投入可能ジョブ数] [ジョブスプール格納ディレクトリ名]》
機能説明
ジョブスプールの設定を変更します。
変更可能な情報は以下のとおりです。
ジョブスプールの投入可能ジョブ数
ジョブスプールに投入可能なジョブ数を変更します。
ジョブスプール格納ディレクトリ名
ジョブスプールを移動します。ジョブスプール内に存在するジョブも移動します。
変更する情報は最低1個指定する必要があります。
本コマンド実行時、バッチ受付サービスは停止している必要があります。
オプション
ジョブスプールに投入可能なジョブ数を10~99,999の範囲で指定します。
本値の変更は、ジョブスプールのディスク容量と密接な関係があるため、事前に容量を見積もってください。
クラスタ構成の待機ノードでジョブスプールの設定を変更する場合に指定します。
オペランド
移動先のディレクトリ名を絶対パス500バイト以内で指定します。ディレクトリ名には、半角英数字を指定することができます。
指定したディレクトリは、本コマンド実行前に以下のアクセス権で作成しておく必要があります。
所有者 | root |
グループ | バッチシステム利用グループ |
権限 | 0770 |
移動先のディレクトリ名を絶対パス100バイト以内で指定します。ディレクトリ名には、半角英数字および半角空白を指定することができます。UNC形式のパスは指定できません。
指定したディレクトリは、本コマンド実行前に以下のアクセス権で作成しておく必要があります。
グループ | Administratorsおよび |
権限 | フルコントロール |
実行可能ユーザ
システム管理者(スーパユーザ)
システム管理者(Administratorsグループに所属するユーザ)
使用例
既存のジョブログスプールの設定を変更します。
# btfwaltjobspl /bat/logspool |
> btfwaltlogspl d:\bat\logspool |
コマンドの復帰コード
0:正常終了
上記以外:異常終了
注意事項
本コマンドを実行する前に、“Interstage Job Workload Server 運用ガイド”の“バッチシステムの運用停止”の手順に従ってバッチシステムを停止してください。
Systemwalker Operation Managerを使用している場合には、本コマンド実行時、Systemwalker Operation Managerサーバは停止している必要があります。
以下のディレクトリに、ジョブスプールを移動することはできません。
現在設定されているジョブスプール配下のディレクトリ
“バッチジョブ定義格納ディレクトリ”配下のディレクトリ
“ジョブログスプールの格納ディレクトリ”配下のディレクトリ
“代替ジョブログスプール”配下のディレクトリ
Interstage Job Workload Serverのインストールディレクトリ
“/”ディレクトリ
“/var/spool”配下のディレクトリ
ジョブスプールの容量不足が発生すると、ジョブの投入元にジョブの実行結果が渡せなくなります。したがって、ジョブスプールの作成時に見積もったディスク容量にしたがって、余裕を持った容量が存在するファイルシステムのパスを指定してください。
ジョブスプールを変更する先の、ファイルシステムはread onlyにしないでください。
また、mountコマンドでマウントする場合にも read only にしないでください。