バッチジョブ定義データベースには、バッチジョブ定義が格納されています。
運用中はバッチ受付サービスから常に参照できる状態にしておく必要があるため、バッチジョブ定義データベースは、バッチ受付サービスより前に起動します。
バッチジョブ定義データベースの起動は、以下の手順で行います。
Symfowareシステムの起動は、以下のコマンドで行います。
rdbstart |
rdbstartコマンドの詳細は、“Interstage Business Application Server リファレンス”を参照してください。
ネーミングサービスを起動する、javaコマンドの形式を以下に示します。
java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.naming.SYMNameService [ポート番号] & |
ポート番号
ネーミングサービスの使用するポート番号を指定します。
省略した場合、10326になります。
ポート番号は、バッチサーバ環境の作成時に、バッチセットアップ情報ファイルの「バッチジョブ定義データベースのJDBCに関する情報」に指定した値となります。
バッチセットアップ情報ファイルについては、“Interstage Job Workload Server セットアップガイド”の“バッチジョブ定義データベースにSymfoware/RDBを利用する場合”の“バッチセットアップ情報ファイルの設定”を参照してください。
実行例
javaコマンドの実行例を以下に示します。
ポート番号が10326の場合
# csh |
ネーミングサービスは、バッチ実行基盤が稼働している間、サービスとして運用を続ける必要があります。そのためには、例に示したように、以下の手順での操作が必要です。
Cシェルを起動する。
Cシェルの状態で、コマンドの最後に“&”を付けて、バックグラウンドで実行する。
Cシェルを終了する。
Cシェル以外のシェルで、コマンドの最後に“&”を付けて、バックグラウンドで実行した場合、ログアウトのためにexitまたはCtrl+Dを投入すると、起動していたネーミングサービスのプロセスが終了されます。
ネーミングサービスを起動すると、”main”や”Thread”で始まるメッセージが出力されますが、対処は不要です。