Interstage Application Server インストールガイド −Linux−
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第5章 特定の機能に関する注意事項

5.1 Fujitsu Enabler

■omsアカウントの登録について

 omsアカウントがシステムに登録されていない場合、Fujitsu Enablerをインストールする時にomsアカウントを新規にシステムに登録します。

■使用するポート番号について

 Fujitsu Enablerサービスが使用するポート番号の初期値は9700です。Fujitsu Enablerサービスの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。
/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport -u "新しいポート番号"

 Fujitsu Enablerサービスのポート番号を変更する場合は、Fujitsu Enablerサービスを停止してください。Fujitsu Enablerサービスは、以下の方法で停止してください。

 以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。
 /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/enablerstop

 また、Fujitsu Enablerサービスのポート番号は、Fujitsu Enablerサービスが起動中でも変更することができます。Fujitsu Enablerサービスを起動中にポート番号を変更する場合は、以下の状態である必要があります。

 なお、Fujitsu Enablerサービスが使用しているポート番号は、以下の方法で、確認してください。表示された値が、Fujitsu Enablerサービスが使用しているポート番号です。

 echo $OMS_SERVICE

 リポジトリが使用するポート番号の初期値は、6000〜65535のうち、リポジトリ生成時に使用されていない番号です。リポジトリの使用するポート番号を初期値から変更したい場合は、以下の方法で他のアプリケーションや他のFujitsu Enablerのデータストアが使用していないものに変更してください。

以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。
/opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omschangeport "リポジトリ名" -pn "新しいポート番号"


 なお、Fujitsu Enablerのデータストアが使用しているポート番号は、以下の方法で、確認してください。

 以下のコマンドを実行する場合は、LANG環境変数に「C」を設定する必要があります。
 /opt/FJSVena/Enabler/server/bin/omslist -l

【実行結果例】
----------------
rep001: server=host01 port=6000 XF
rep002: server=host01 port=6001 XF
----------------
「port」の値が、Fujitsu Enablerのデータストアが使用しているポート番号です。

■Enabler.shellファイルの作成について

 Fujitsu Enablerをインストールする時に、以下のファイルが作成されます。

■環境変数の設定について

 Fujitsu Enablerをインストールすると、Fujitsu Enablerの動作に必要な以下の環境変数が、全ユーザのログイン時に設定されます。

■omsアカウントのログイン処理におけるscriptコマンドの使用について

 omsアカウントのログインシェルでscriptコマンドを実行している場合、OS起動時にFujitsu Enablerサービスが起動しません。omsアカウントのログインシェルでscriptコマンドを実行しないでください。


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