Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編) |
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第2部 OLTPシステム運用編 | > 第10章 イベントサービス運用コマンド |
esmkunit − ユニットの作成
esmkunit [-uf unitfile] [-w] [-M system]
不揮発化運用時のユニットを作成します。ユニットは、ユニット定義ファイルの内容に従って作成されます。
指定できるオプションとパラメタを以下に示します。
ユニット定義ファイルunitfileを指定します。ユニット定義ファイルの記述形式および各項目の設定内容については、“ユニット定義ファイルの記述形式”を参照してください。
クラスタサービス機能の運用で待機系サーバのセットアップを行う場合に指定します。
拡張システムを生成した場合に、運用の対象となるシステム名systemを指定します。本オプションを省略すると、デフォルトシステムでの運用が対象となります。
本オプションは、以下の製品で指定可能です。
− Interstage Application Server Enterprise Edition
− Interstage Business Application Server
ユニット定義ファイル(def拡張子を持つファイル)の記述形式および各項目の設定内容を示します。
[記述形式]
unitid = unit01 |
[記述形式]
unitid = unit01 |
[設定項目]
項目 |
内容 |
省略値 |
指定範囲 |
ユニット名(英数字のみ、大文字/小文字の区別なし) |
省略不可 |
1〜6(文字数) |
|
ユニットのモード |
std |
std, ext |
|
|
省略不可 |
|
|
トランザクションの多重度 |
|
1〜1024 |
|
1トランザクション内で操作することができる最大メッセージサイズをブロック数で指定します(1ブロック:16Kバイト(固定))。 |
1024 |
1〜4096 |
|
システム用(ユニット制御用)ファイルを格納するディレクトリ(Windows(R)システムでは、NTFSファイルシステム上のディレクトリを指定)。 |
省略不可 |
|
|
システム用(ユニット制御用)ファイルの容量 |
10 |
1〜2047(メガバイト) |
|
システム用(ユニット制御用)データ格納域(キュー)の数 |
100 |
4〜32768 |
|
システム用(ユニット制御用)ファイルの容量に対する安全値と警告値(安全値と警告値は、ハイフン“-”で区切る) |
安全値:70 |
安全値:1〜99(%) |
|
イベントデータ用ファイルを格納するディレクトリ(Windows(R)システムでは、NTFSファイルシステム上のディレクトリを指定)。 |
省略不可 |
|
|
イベントデータ用ファイルの容量 |
30 |
1〜2047(メガバイト) |
|
イベントデータ用データ格納域(キュー)の数 |
50 |
0〜32768 |
|
イベントデータ用ファイルの容量に対する安全値と警告値(安全値と警告値は、ハイフン“-”で区切る) |
安全値:70 |
安全値:1〜99(%) |
|
ユニットで使用する共用メモリサイズ |
80 |
1〜1024(メガバイト) |
ローデバイスの作成手順を以下に示します。
# parted /dev/sda (parted) p /dev/sdaの Disk geometry: 0.000-34732.890 メガバイト ディスクラベルの種類: gpt マイナー 開始 終了 ファイルシステム 名前 フラグ 1 0.017 2048.002 linux-swap 2 2048.002 12048.002 ext3 3 12048.002 13072.000 (parted) q # udevinfo -q path -n /dev/sda3 /block/sdb/sda3 # udevinfo -q symlink -p /block/sdb/sda3 disk/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3 disk/by-id/SHP_36.4GST336753LC_3HX2BF0R000074446H48p3 |
<アクセスメソッド指定(by-path)の場合> # raw /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3 <アクセスメソッド指定(by-id)の場合> # raw /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-id/SHP_36.4GST336753LC_3HX2BF0R000074446H48p3 <直接指定の場合> # raw /dev/raw/raw1 /dev/sda3 |
なお、システムを再起動した場合は、rawコマンドを再度実行する必要があります。この処理を自動化する場合は、“/etc/sysconfig/rawdevices”に以下の設定を記載してください。
<アクセスメソッド指定(by-path)の場合> # /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-path/pci-0000:20:01.0-scsi-0:0:1:0p3 <アクセスメソッド指定(by-id)の場合> # /dev/raw/raw1 /dev/disk/by-id/SHP_36.4GST336753LC_3HX2BF0R000074446H48p3 <直接指定の場合> # /dev/raw/raw1 /dev/sda3 |
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