Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
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第1部 Interstage運用編> 第2章 Interstage統合コマンド

2.10 issetsecuritymode

名前

 issetsecuritymode− 本製品のプログラム資材に対し、セキュリティ権限設定、および、セキュリティモードの表示を行います。

形式


 issetsecuritymode -g グループ名
 issetsecuritymode -c
 issetsecuritymode -l

機能説明

 本コマンドは、本製品の実行ファイルや環境設定ファイル、ログなどのプログラム資材に対して、Secure By Defaultのポリシーに基づいた適切なセキュリティ権限設定を行います。本コマンドでは、強化セキュリティモードと互換セキュリティモードの2つのセキュリティモードが選択できます。

モード

意味

強化セキュリティモード

指定したグループでプログラム資材の権限設定を行います。

互換セキュリティモード

旧バージョン(V8以前)の設定と同様な権限設定を行います。

 また、現在のセキュリティモードの表示を行うオプションを用意しています。

 以下に、本コマンドのオプションを示します。

-g

 「グループ名」で指定したグループでプログラム資源に対する権限設定を行います。セキュリティ強度を高めるために本オプション指定をお奨めします。本オプションを指定すると、セキュリティモードは強化セキュリティモードになります。また、いくつかのコマンドは、一般ユーザの利用権限から強化セキュリティモード設定で指定したグループの利用権限に変更されます。詳細は、“利用権限について”を参照してください。

 システムに既存のグループを指定してください。

 なお、既に強化セキュリティモードになっており、グループ名だけを変更したい場合にも本オプションを指定してコマンド実行してください。

-c

 旧バージョンと同様の権限設定を行います。本オプションを指定すると、セキュリティモードは互換セキュリティモードになります。セキュリティ強度を高めるため、-g指定で実行することをお奨めします。

-l

 現在のセキュリティモード(強化セキュリティモード/互換セキュリティモード)、および、強化セキュリティモード選択時のグループ名について、以下の情報を表示します。

項目名

意味

Security Mode

現在のセキュリティモード

Sec

強化セキュリティモード

Comp

互換セキュリティモード

Group

強化セキュリティモード時のグループ名

注意事項

使用例

 強化セキュリティモードで権限設定を行います。

issetsecuritymode -g apsgroup

 互換セキュリティモードで権限設定を行います。

issetsecuritymode -c

セキュリティモードの表示を行います。

issetsecuritymode -l
 Security mode : sec
 Group         : apsgroup

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