バッチジョブ定義データベース環境で使用する、以下のSymfoware資源の配置先ディレクトリを決定します。
RDBディクショナリの配置先ディレクトリ (*1)
データベーススペースの配置先ディレクトリ (*2)
ログ管理ファイル、およびテンポラリログファイルの配置先ディレクトリ (*3)
アーカイブログファイルの配置先ディレクトリ (*4)
共用バッファプールの定義ファイルの格納ディレクトリ (*5)
メッセージログファイルの配置先ディレクトリ (*6)
RDBディレクトリファイルの配置先ディレクトリ (*7)
*1:配置先ディレクトリには、150MBの空き領域が必要です。
*2:配置先ディレクトリには、データベース容量の見積もりで算出したサイズの1.5倍の空き領域が必要です。
*3:ログ管理ファイルとテンポラリログファイルは同じディレクトリに作成されます。したがって、当該ディレクトリには、見積もったシステム規模に応じた以下のテンポラリログファイルに必要な空き領域に加えて、ログ管理ファイルに必要な0.2MBの空き領域が必要です。
システム規模 | 必要ディスク領域 |
small | 200MB |
moderate | 400MB |
large | 800MB |
super | 1.6GB |
*4:配置先ディレクトリには、4MBの空き領域が必要です。
*5:以下のディレクトリ名固定です。なお、配置先ディレクトリには、0.1MBの空き領域が必要です。
/opt/FSUNrdb2b/etc/RDBシステム名/rdbbuf
/opt/FJSVrdb2b/etc/RDBシステム名/rdbbuf
*6:以下のディレクトリ名固定です。なお、配置先ディレクトリには、30MBの空き領域が必要です。
/var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/report
/var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/report
*7:以下のディレクトリ名固定です。なお、配置先ディレクトリには、4MBの空き領域が必要です。
/var/opt/FSUNrdb2b/RDBシステム名/rdbdir
/var/opt/FJSVrdb2b/RDBシステム名/rdbdir
また、上記Symfoware資源の他に、Symfowareシステムで異常が発生した場合のダンプを出力先として以下のディレクトリも決定します。
ダンプ出力先ディレクトリ (*8)
*8:ダンプ出力先ディレクトリには、RDBシステムが使用するメモリ量と同じ大きさのダンプファイルが出力されますので、十分な空きを用意してください。なお、最大量はマシンに実装されるメモリ量とスワップ域サイズの合計になります。
任意の配置先ディレクトリは、バッチジョブ定義データベース環境の保守性などを考慮して決定してください。
たとえば、RAID構成でミラーリングされている保守性、信頼性の高いディスクに配置することで、より安定した運用が可能となります。
バッチジョブ定義データベース環境としては、アーカイブログファイルは使用しませんが、データベース作成時には必要なため一時的な配置先を決定してください。