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Interstage Job Workload Server V9.2.0 セットアップガイド

6.4.3 アプリケーション配備定義ファイルの作成

アプリケーション配備定義ファイルは、新規配備するバッチアプリケーションのライブラリ、および各種定義ファイルの、配置場所などを指定するファイルです。
本ファイルは、バッチアプリケーションの新規配備で、apfwdeployコマンドの入力ファイルとなります。

アプリケーション配備定義ファイルの作成方法

アプリケーション配備定義ファイルは、配備するバッチワークユニット単位で、任意のディレクトリ配下に任意のファイル名で作成します。
アプリケーション配備定義ファイルは、テキストエディタを使用して作成します。

アプリケーション配備定義ファイルの形式

アプリケーション配備定義ファイルの形式は以下のとおりです。


WU_NAME=jobq001_CWU
BUSINESS_NAME=jobq001_CSTEPdest
LIB_SYSTEM_COPY=YES
DEF_PATH=/myapp/Def
PRELOAD_LIB_PATH=/myapp/Preload
DYNAMICLOAD_LIB_PATH=/myapp/Dynload

WU_NAME=jobq001_CWU
BUSINESS_NAME=jobq001_CSTEPdest
LIB_SYSTEM_COPY=YES
DEF_PATH=d:\myapp\Def
PRELOAD_LIB_PATH=d:\myapp\Preload
DYNAMICLOAD_LIB_PATH=d:\myapp\Dynload

各プロパティの詳細について以下に説明します。

プロパティ名

定義項目

説明

必須(*4)

WU_NAME

ワークユニット名

バッチアプリケーションを配備するバッチワークユニットのワークユニット名を指定します。
存在するワークユニット名を指定してください。(*1)

BUSINESS_NAME

ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名

ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名を指定します。
存在するDestination名を指定してください。(*2)

LIB_SYSTEM_COPY

ライブラリの配備物格納ディレクトリへのコピー

バッチアプリケーションを配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。

必ずYESを指定します。
大文字/小文字を区別しません。

DEF_PATH

定義ファイルの格納パス

各種定義ファイル(アプリケーションインタフェース定義ファイル、アプリケーション呼出し定義ファイル、およびアプリケーション連携実行基盤定義ファイル)の格納パスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、上記のファイルが必ず存在している必要があります。

PRELOAD_LIB_PATH

プレロードライブラリの格納パス

プレロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、ライブラリが1つ以上存在している必要があります。
本ディレクトリから配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。


(*3)

DYNAMICLOAD_LIB_PATH

ダイナミックロードライブラリの格納パス

ダイナミックロードライブラリを配置したパスを絶対パスで指定します。
指定したパスには、ライブラリが1つ以上存在している必要があります。
本ディレクトリから配備物格納ディレクトリ(バッチワークユニット環境)へコピーします。


(*3)

#

コメント

コメントを記述する場合に使用します。
例)
#ワークユニット名

○:必須、-:省略可

*1:セットアップコマンドで作成するバッチワークユニットのワークユニット名は、“ジョブキュー名_CWU”です。

*2:セットアップコマンドで作成するジョブステップ用イベントチャネルのDestination名は、“ジョブキュー名_CSTEPdest”です。

ジョブキュー名に英大文字を利用している場合は、ジョブステップ用イベントチャネルのDestination名のジョブキュー名にあたる部分については、英小文字で指定してください。
例えば、ジョブキュー名が“JOBQ001”の場合、“jobq001_CSTEPdest”のように指定します。

*3:必ず”PRELOAD_LIB_PATH”または”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”のどちらかのプロパティを指定してください。両方を省略した場合、エラーとなり配備できません。

*4:各プロパティ名は1つずつ定義してください。複数定義された場合、後に定義された値が有効になります。


”PRELOAD_LIB_PATH”または”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”のどちらかのプロパティを省略した場合、省略した方のライブラリは、再配備時には追加することができません。
例えば、”DYNAMICLOAD_LIB_PATH”を省略した場合、再配備時にダイナミックロードライブラリを追加することはできません。
その場合には、“9.10.1 バッチワークユニットのアプリケーションの配備解除”を行い、新規配備を行ってください。