| Interstage Application Server Smart Repository運用ガイド |
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| 第2章 環境構築(標準データベースを使用する場合) |
スタンドアロンで運用する場合も、レプリケーションで運用する場合も、クライアントとサーバ間で暗号化通信をするためには、SSL通信環境を構築する必要があります。
レプリケーションで運用する場合、マスタサーバとスレーブサーバ間でSSL通信をする場合は、SSL環境をマスタサーバに構築し、SSL通信をするスレーブサーバに、対応したSSL情報を設定する必要があります。レプリケーション運用では、クライアントとサーバ間、マスタサーバとスレーブサーバ間のどちらか一方のみ、または両方でSSL通信をすることもできます。

管理サーバにSSL通信環境を構築するには、サーバ機能をインストールして、管理対象サーバとしてください。
管理サーバ、管理対象サーバについては、“Interstage Application Server 運用ガイド”の“マルチサーバ管理機能”を参照してください。サーバ機能のインストールは、“インストールガイド”を参照してください。
Smart Repositoryでは、以下のクライアントをSSL通信の対象としています。
以下の手順でSSL通信環境を構築します。
以下にサーバのSSL通信環境構築の流れ図を示します。

以下にクライアントのSSL通信環境構築の流れ図を示します。

レプリケーションでSSLを使用した暗号化通信をする場合、SSL環境をマスタサーバに構築し、SSL通信をするスレーブサーバに、対応したSSL情報を設定する必要があります。


以下の手順で、スレーブサーバのSSL通信環境を構築します。
詳細な手順は、“SSL通信環境の構築(クライアント・サーバ間)”に記載の“サーバ”の手順と同じです。

以下の手順で、マスタサーバのSSL通信環境を構築します。
テスト用サイト証明書を作成します。
テスト用サイト証明書のニックネーム testCert
名前 repository.fujitsu.com
組織単位名 Interstage
組織名 Fujitsu Ltd.
都市名 Yokohama
地方名 Kanagawa
国名コード jp
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scsmakeenv -n testCert |
注1) パスワードを入力します。なお、入力した文字列はエコーバックされません。Retypeと表示されたときには、確認のため再入力(Retype)してください。
注2) 入力する内容については、“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“SSL環境設定コマンド”を参照してください。
注3) 表示された内容が正しければ、“yes”を入力してください。再度やり直したい場合には、“no”を入力してください。
Interstage証明書環境に登録されている証明書は、Interstage管理コンソールの次の画面で参照できます。
管理サーバの場合は、次の画面で参照できます。
取得した証明書の内容が正しいか確認してください。
SSLで通信するためには、SSL定義を作成する必要があります。Interstage管理コンソールの次の画面でSSL定義を作成してください。
管理サーバの場合は、次の画面でSSL定義を作成してください。
[プロトコルバージョン]、および[暗号化方式]を、スレーブのリポジトリが使用するSSL定義のそれぞれと1つ以上一致させてください。
以下に、クライアント認証をしない場合のSSL通信環境の構築手順の流れ図を示します。


以下の手順で、マスタサーバのSSL通信環境を構築します。
ここまでの詳細な手順は、“SSL通信環境の構築(クライアント・サーバ間)”に記載の“サーバ”の手順と同じです。
Interstage証明書環境に登録されている証明書は、Interstage管理コンソールの次の画面で参照できます。
管理サーバの場合は、次の画面で参照できます。
取得した証明書の内容が正しいか確認してください。
SSLで通信するためには、SSL定義を作成する必要があります。Interstage管理コンソールの次の画面でSSL定義を作成してください。
管理サーバの場合は、次の画面でSSL定義を作成してください。
[プロトコルバージョン]で“SSL3.0”を選択してください。[暗号化方式]では、スレーブサーバのリポジトリが使用するSSL定義のそれぞれと1つ以上一致させてください。
以下に、クライアント認証をする場合のSSL通信環境の構築手順の流れ図を示します。

ここでは、クライアントとサーバとで使用する証明書の認証局が同じ場合について説明します。クライアントとサーバとで使用する証明書の認証局が違う場合、およびSSLを使用した暗号化通信の詳細については、“セキュリティシステム運用ガイド”を参照してください。
2.3.1 Interstage証明書環境の構築(サーバ)
2.3.2 証明書を利用するための設定(サーバ)
2.3.3 証明書/鍵管理環境の作成(クライアント)
2.3.4 秘密鍵の作成と証明書の取得(クライアント)
2.3.5 証明書とCRLの登録(クライアント)
2.3.6 SSL環境定義ファイルの設定(クライアント)
2.3.7 ユーザPINの暗号化(クライアント)
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