Interstage Application Server チューニングガイド
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第5章 システムのチューニング> 5.2 Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源(Solaris10の場合)> 5.2.9 Smart Repositoryのシステム資源の設定

5.2.9.2 ファイルディスクリプタ数

■標準データベースを使用する場合

 標準データベースを運用するには、omsアカウント環境の最大ファイルディスクリプタ数のハードリミットが、256以上65,536以下となるように設定してください。最大ファイルディスクリプタ数のハードリミットを変更するためには、システムパラメタを変更してください。

パラメタ

資源制御

種類

必要数

rlim_fd_max

process.max-file-descriptor

設定値

256以上、65,536以下

 資源制御で最大ファイルディスクリプタ数のソフトリミットの設定を行った場合、ハードリミットが「無制限」に拡張されます。ソフトリミットの設定を行った場合は、合わせてハードリミットの設定も行ってください。

projmod -s -K 'process.max-file-descriptor=(basic,1024,deny)(priv,65536,deny) default

 なお、システム全体の最大ファイルディスクリプタ数のハードリミットを、65,536より大きな値に設定したい場合、資源制御を使用してください。「oms」プロジェクトを個別に設定してください。

projmod -s -K 'process.max-file-descriptor=(basic,1024,deny)(priv,524288,deny) default
projmod -s -K 'process.max-file-descriptor=(basic,1024,deny)(priv,65536,deny) oms

 システムパラメタの場合はシステム全体に影響しますので、設定値は、256以上65,5536以下で設定してください。


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