Interstage Application Server チューニングガイド
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第5章 システムのチューニング> 5.1 Application Serverのサーバ機能運用時に必要なシステム資源(Solaris 9の場合)> 5.1.11 Webサーバコネクタのシステム資源の設定

5.1.11.1 システムパラメタ

 Webサーバコネクタを使用する際には、以下のシステムパラメタのチューニングを行ってください。
 Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合は、Webサーバコネクタで使用する資源にWebサーバコネクタの故障監視機能で使用する資源量を加算してください。

システムパラメタの変更方法

 “IPC資源の設定方法について”を参照してください。


 以降の説明で、「種類」の意味は以下のとおりです。

Webサーバコネクタ

 Webサーバコネクタを使用する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

semmni

加算値

((IJServerワークユニット数の合計値 + 1)×2) + 1

セマフォIDの数

semmns

加算値

((IJServerワークユニット数の合計値 + 各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2) + 4

システム全体のセマフォ数

semmnu

加算値

(((IJServerワークユニット数の合計値 + 各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2) + 4) × Interstage HTTP Serverが作成する最大プロセス数(httpd.confのMaxClients値)

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数
(Interstage HTTP Serverを使用する場合)

(((IJServerワークユニット数の合計値 + 各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2 ) + 4) × Sun Java System Web Serverが作成する最大プロセス数(magnus.confのMaxProcs値)

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数
(Sun Java System Web Serverを使用する場合)

semmsl

設定値

4または、各IJServerワークユニットのプロセス多重度の最大値 + 1のどちらか一方の最大値以上

セマフォIDごとの最大セマフォ数

semopm

設定値

2以上

セマフォコールごとの最大操作数

semume

加算値

((IJServerワークユニット数の合計値 + 各IJServerワークユニットのプロセス多重度の合計値 + 2)×2) + 4

プロセスあたりのセマフォ操作の取消記録最大数

semvmx

設定値

32767以上

セマフォに設定できる最大数

Webサーバコネクタの故障監視機能

 Webサーバコネクタの故障監視機能を使用する場合に必要となるシステム資源について、以下に示します。

共用メモリ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

shmmax

設定値

2,640,012以上

共用メモリセグメントの最大サイズ

shmmni

加算値

1

共用メモリIDの数

セマフォ

パラメタ

種類

必要数

備考(内容)

semmni

加算値

2

セマフォIDの数

semmns

加算値

2

システム全体のセマフォ数

semmnu

加算値

2

システム全体のセマフォ操作の取消記録グループ数

semume

加算値

2

プロセスあたりのセマフォ操作の取消記録最大数


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