Interstage Application Server チューニングガイド

5.1.6.1 システムパラメタ

　MessageQueueDirectorが使用するシステムパラメタのチューニングについて説明します。

システムパラメタの変更方法

　IPC資源の設定方法についてを参照してください。

メッセージキュー

パラメタ	種類	必要数	備考（内容）
msgmax	設定値	2048以上	メッセージの最大サイズ
msgmnb	設定値	44 × 1024 × 4 × 1.3（注1）	１つのメッセージキューに保持できるメッセージの最大値
msgmni	加算値	3 × MQDのシステム数	メッセージキューIDの最大値
msgtql	加算値	MQDのアプリケーションインタフェースを使用する場合 MQDシステム数 × ( 6 + (1024 × 4 × 1.3)) （注1） MQDのアプリケーションインタフェースを使用しない場合 MQDシステム数 × ( 6 + (n × 4 × 1.3)) （注1, 2）	メッセージヘッダ数の最大数

(注1)

1.3 は余裕値です。

(注2)

MQDの拡張機能を使用する場合、n には以下の式に従った値をいれてください。また、n には3以上の数値をいれてください。

イベントチャネル連携サービス（非同期メッセージ基盤にMQDを使用する場合）
3 + 送信キュー数 + 受信キュー数 を加算

イベントチャネル連携サービス（非同期メッセージ基盤にMQDを使用しない場合）
3 を加算

ACM連携サービス
3 を加算

同報配信サービス
同報配信グループ数 + 1 を加算

SMTP連携サービス
3 + 送信キュー数 × 2 + 受信キュー数 + 100 を加算

共用メモリ

パラメタ	種類	必要数	備考（内容）
shmmax	設定値	MessageBufferMaxSize × 1000000以上	共用メモリの最大セグメントサイズ
shmmni	加算値	100 × MQDシステム数	共用メモリの識別子数