Interstage Application Server 使用上の注意 - Solaris -
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第3章 注意事項

3.8 J2EEの注意事項

1) J2EEアプリケーションの運用について

 Web アプリケーション、またはJ2EE アプリケーションクライアントの運用時に、以下のXMLファイルを使用する場合、計算式から算出されるJava VM ヒープ領域サイズを、Java VM の最大ヒープ領域サイズの指定値に加算してください。

[Java VM ヒープ領域サイズの算出]

 使用しているXMLファイルごとに以下の計算式から算出したサイズの総和を求めます。

( ( ( (a×460) + b) / 1024) +500) × c (単位:Kバイト)

[Java VM の最大ヒープ領域サイズの指定方法]

[Java VM のヒープメモリ不足が発生した場合の現象]

 各アプリケーションの運用時に、使用するJava VMヒープ領域サイズを加算しなかった場合は、以下の例外が発生する場合があります。

javax.naming.NamingException:com.fujitsu.interstage.j2ee.def.FJDefException: unknown error: java.lang.OutOfMemoryError

2) JDBCデータソース参照時の注意事項

 WebアプリケーションとEJBアプリケーションを同一VM上で運用し、かつ、同一のデータソースを使用する場合は、Webアプリケーション、EJBアプリケーションそれぞれでInitialContextのlookupメソッドを使用してJDBCデータソースの取得を行ってください。
 以下の場合は、問題が発生することがあります。

3) J2EEリソースアクセス定義等の動作環境について

 以下のツールの動作環境には、SPARC系Solaris OSに標準で組み込まれているXサーバ上の共通デスクトップ(CDE)環境が必要です。

 上記のツールを他の環境で動作させた場合には、正常に起動されなかったり、起動された場合でも画面表示が正しくないなどの現象が発生する場合があります。必ず上記環境でログインし、ツールを起動してください。

4) J2EEリソースアクセス定義等の起動時に表示される警告メッセージについて

 以下のツールの起動時にJava Development Kit(JDK)/Java Runtime Environment(JRE)でサポートしているフォントが見つからない旨の警告メッセージが表示されることがあります。

 この現象が発生すると、以下の警告に類似したメッセージが表示されますが通常は動作に影響はありません。

Font specified in font.properties not found
[-monotype-arial-regular-r-normal--*-%d-*-*-p-*-iso8859-1]
Font specified in font.properties not found
[-monotype-courier new-bold-i---*-%d-*-*-p-*-iso8859-1]
Font specified in font.properties not found
[-monotype-times new roman-bold-r---*-%d-*-*-p-*-iso8859-1]
Font specified in font.properties not found
[-monotype-times new roman-regular-r---*-%d-*-*-p-*-iso8859-1]

5) J2EE リソースアクセス定義/fjj2eeadminコマンドをデフォルトシステムで運用する場合について

 J2EEリソースアクセス定義/fjj2eeadminコマンドをデフォルトシステムで運用する場合は、起動用コマンドに-Mオプションを指定しないでください。


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