Interstage Application Server トラブルシューティング集
目次 索引 前ページ次ページ

第8章 J2EEアプリケーション開発・運用時の異常> 8.6 Webアプリケーション呼び出し時の異常

8.6.1 JSPのコンパイルに失敗した場合

JSPで使用しているクラスが見つからない場合

【原因】
 以下の可能性があります。

【対処】
 無名パッケージのクラスを使用する場合には、以下のように明示的にimportを記述してください。
   <%@page import="クラス名" %>

JSPファイルを確認しても構文は間違っていないのに構文エラーとなる場合

【原因】
 JSPファイルの文字コードと配備先のIJServerの文字コードが違っているため、JSPファイルのコンパイル時に文字化けしている可能性があります。

【対処】
 以下のようにpageディレクティブのpageEncodingでJSPファイルの文字コードを指定してください。
   <%@ page pageEncoding="文字コード" %>

 または、以下のようにpageディレクティブのcontentTypeに指定することもできます。
   <%@ page contentType="text/html; charset=文字コード" %>
 上記の場合は、クライアントに返されるコンテントデータも指定された文字コードで返されます。

V5.1以前のServletサービスからV6.0以降のServletサービスへの移行時、V5.1以前のServletサービスでコンパイルできていたJSPがV6.0以降のServletサービスでコンパイルに失敗する場合

【原因】
 V6.0以降のServletサービスではJava言語仕様への準拠を強制されるため、Java言語仕様に準拠していないコードが記述されたJSPはコンパイルできません。

【対処】
 JSPを見直し、Java言語仕様に準拠していないコードがある場合は問題箇所を修正してください。

上記のどれにも該当しない場合

【原因】
 JDKがインストールされていない可能性があります。

【対処】
 JDKがインストールされているか確認し、JDKがインストールされていない場合は、JDKをインストールしてください。


目次 索引 前ページ次ページ

Copyright 2007 FUJITSU LIMITED