Interstage Application Server トラブルシューティング集
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第8章 J2EEアプリケーション開発・運用時の異常

8.4 IJServer運用時の異常

クライアントからEJBアプリケーション接続時の異常

 クライアントからEJBアプリケーション接続時に、以下のメッセージがシステムログに出力される場合は、IJServerのワークユニット定義に、使用するJDBCのパスが正しく設定されていない可能性があります。ワークユニット定義に、正しいJDBCのパスを設定後、IJServerを再起動してください。
 ワークユニット定義の詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。

“EJB:エラー:EJB1020:メソッドの実行に失敗しました”
“IJServer:エラー:IJServer21020:メソッドの実行に失敗しました”

IJServer2で始まるエラーメッセージの埋め込み文字が文字化けする場合

 環境変数LANGにja_JP.UTF-8を指定した場合、システムログ上に出力されるエラーメッセージの可変文字列に日本語文字が含まれていると文字化けします。
 IJServerのワークユニット定義で環境変数LANGの設定を変更するか、コンテナログを参照してエラーメッセージを確認してください。

IJServer停止時の異常

 IJServerの停止時に、以下のメッセージがシステムログに出力される場合は、クライアントアプリケーションがインスタンスを消去しないで終了した場合や、インスタンスが消去する前に異常終了した可能性があります。この場合は、IJServerを強制停止してください。

“extp:エラー:EXTP4406:アプリケーションが実行中のためワークユニットが停止できません”

XMLファイル読み込み時の異常

 XMLファイルに以下のように定義するエンコードは、各XMLパーザによってサポートするエンコードが異なります。他の環境で動作していたアプリケーションを移行した場合に、XMLファイルの読み込みに失敗した場合には、使用しているXMLパーザが指定しているエンコードをサポートしているか確認してください。ほぼすべてのXMLパーザがサポートする“UTF-8”を使用することを推奨します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
・・・

 使用するXMLパーザによって、エンコード以外に機能範囲は異なる場合があります。詳細は使用するXMLパーザのマニュアルを参照してください。


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