Interstage Portalworksのセットアップ手順を以下に示します。
なお、入力プロンプトにおいて、[ ]内は選択可能な値を示します。( )内は入力を省略した場合の値を示します。
セットアップの実施
操作
システム上でスーパーユーザになります。
# su <RETURN>
pwsetup.shを実行します。
# cd /opt/FJSVispw/WEB-INF/setup<RETURN> # ./pwsetup.sh<RETURN>
■インストールタイプに関する設定
インストールタイプのデフォルト値が表示されます。デフォルトのインストールタイプは「Standard」です。インストールタイプの変更をしない場合は、「n<RETURN>」を入力してください。認証システムの選択処理に移動します。ここではインストールタイプを変更した場合についての説明をするために、「y<RETURN>」を入力します。
Information for installation type. Installation type : Standard Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
負荷分散環境を作成する場合、1台目としてインストールされるサーバのインストールタイプとして「Standard installation」(番号1)、2台目以降としてインストールされるサーバのインストールタイプとして「Load distribution installation」(番号2)を選択します。「Load distribution installation」を選択した場合、サーバとして稼働するうえで最低限必要なシステム資源だけがインストールされます。リポジトリデータベースの構築などは行われず、1台目としてインストールしたサーバの環境を参照します。「Load distribution installation」(番号2)を選択した場合、リポジトリシステムの設定の手順に移動します。
The installation type which you can select is as follows. When creating load distribution environment, it is necessary to consider the 2nd set or subsequent ones as load distribution installation by considering the 1st set as standard installation,and to install. 1: Standard installation 2: Load distribution installation Please select a number of installation type (default: 1) [1-2,q] : 1<RETURN>
インストールタイプが表示されます。表示された値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度入力する手順に戻ります。ここでは、「n<RETURN>」を入力します。
Information for installation type. Installation type : Standard Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : n<RETURN>
■認証システムに関する設定
認証システムのデフォルト値が表示されます。デフォルトの認証システムは「Portalworks」です。認証システムを変更しない場合は、「n<RETURN>」を入力してください。リポジトリシステムの選択処理に移動します。ここでは認証システムを変更した場合についての説明をするために、「y<RETURN>」を入力します。
Information for authentication. Authentication type : Portalworks Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
認証システムを示す番号を指定してください。選択できる認証システムは「Portalworks」(番号1)と「LDAP」(番号2)と「InterstageSSO」(番号3)と「Active Directory LDAP」(番号4)です。「Portalworks」を選択した場合は設定項目はありません。「LDAP」を指定した場合の説明をするために、「2<RETURN>」を入力します。
The certification type which you can select is as follows. 1: Portalworks 2: LDAP 3: InterstageSSO 4: Active Directory LDAP Please select a number of authentication type. (default: 1) [1-4,q] : 2<RETURN>
LDAPサーバとの連携をするための設定を指定してください。LDAPサーバアドレス(マシンアドレス)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「ldap.portalworks.co.jp<RETURN>」と入力します。
Please specify server address. [?,q] : ldap.portalworks.co.jp <RETURN>
LDAPポート番号(LDAPアクセス用のポート番号)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「389<RETURN>」と入力します。
Please specify port. [1-65535,q] : 389<RETURN>
LDAPアクセス用DN(LDAPサーバの管理者用DN(Distinguished Name))を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify access DN. [?,q] : uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>
LDAPアクセス用パスワード(PortalworksがLDAPサーバにアクセスする際のパスワード)を指定してください。ここでは、パスワードと確認入力との一致チェックは行いますが、実際にLDAPにアクセスできる検証は行いません。デフォルトはありません。ここでは、入力した文字列は表示されません。
Please specify access password. [?] : <RETURN> Please specify access password again. [?] : <RETURN>
ユーザのベースDN(Portalworksの利用者が登録されているLDAPサーバ上のツリーのベースDN)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify user base DN. [?,q] : o=portalworks,c=jp<RETURN>
ユニークキー(Portalworksの利用者を識別するためのキー)を指定してください。ユニークキーとしては、通常、uidを使用します。ユニークキーの値は、Portalworksの利用者ログイン認証画面のユーザ名となりますのでベースDN内で一意である必要があります。デフォルトはありません。ここでは、「uid<RETURN>」と入力します。
Please specify unique key. [?,q] : uid<RETURN>
認証システムの設定内容が表示されます。表示された値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度認証システム選択入力に戻ります。ここでは、「y<RETURN>」を入力します。
Information for authentication. Authentication type : LDAP Server address : ldap.portalworks.co.jp Server port : 389 Access DN : uid=admin,o=portalworks,c=jp Access password : ******** User Base DN : o=portalworks,c=jp Unique key : uid Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
認証システムを示す番号を指定してください。選択できる認証システムは「Portalworks」(番号1)と「LDAP」(番号2)と「InterstageSSO」(番号3)と「Active Directory LDAP」(番号4)です。次に「InterstageSSO」を指定した場合の説明をするために、「3<RETURN>」を入力します。
The certification type which you can select is as follows. 1: Portalworks 2: LDAP 3: InterstageSSO 4: Active Directory LDAP Please select a number of authentication type. (default: 1) [1-4,q] : 3<RETURN>
Interstageシングル・サインオンがユーザ情報の管理に使用しているディレクトリサービスを示す番号を指定してください。Active Directory連携を使用している場合は2を、それ以外は1を選択してください。デフォルトは1です。ここでは、「1<RETURN>」を入力します。
The directory service which you can select is as follows. 1: Default 2: Active Directory Please select a number of directory service. (default: 1) [1-2,q] : 1<RETURN>
Interstageシングル・サインオンのリポジトリサーバとの連携をするための設定を指定してください。リポジトリサーバのマシンアドレスを指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「ldap.portalworks.co.jp<RETURN>」と入力します。
Please specify server address. [?,q] : ldap.portalworks.co.jp <RETURN>
リポジトリサーバのポート番号(LDAPアクセス用のポート番号)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「389<RETURN>」と入力します。
Please specify port. [1-65535,q] : 389<RETURN>
LDAPアクセス用DN(リポジトリサーバの管理者用DN(Distinguished Name))を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify admin DN. [?,q] : uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>
LDAPアクセス用パスワード(Portalworksがリポジトリサーバにアクセスする際のパスワード)を指定してください。ここでは、パスワードと確認入力との一致チェックは行いますが、実際にリポジトリサーバにアクセスできる検証は行いません。デフォルトはありません。ここでは、入力した文字列は表示されません。
Please specify admin password. [?] : <RETURN> Please specify admin password again. [?] : <RETURN>
ユーザのベースDN(Interstage シングル・サインオンの登録されているリポジトリサーバ上のツリーのベースDN)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify user base DN. [?,q] : o=portalworks,c=jp<RETURN>
ユニークキー(Interstage シングル・サインオンの利用者を識別するためのキー)を指定してください。ユニークキーとしては、通常、uidを使用します。ユニークキーには、cnまたはuid属性名を指定することができます。これらの属性名は、Interstageシングル・サインオンのリポジトリ内の利用者情報において、一意である必要があります。ユニークキーに指定した属性値をPortalworks利用者のログオンIDとして表示したい場合は、実際にInterstageシングル・サインオン認証で使用される属性にも、同一の属性を指定する必要があります。ユーザ情報の管理にActive Directory連携を使用している場合は、Active Directoryのユーザ管理を変更する場合を除き、sAMAccountNameを指定します。デフォルトはありません。ここでは、「uid<RETURN>」と入力します。
Please specify unique key. [?,q] : uid<RETURN>
認証システムの設定内容が表示されます。表示された値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度認証システム選択入力の手順に戻ります。ここでは、「y<RETURN>」を入力します。
Information for authentication. Authentication type : InterstageSSO Directory service : Default Server address : ldap.portalworks.co.jp Server port : 389 LDAP Admin DN : uid=admin,o=portalworks,c=jp Admin password : ******** User Base DN : o=portalworks,c=jp Unique key : uid Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
認証システムを示す番号を指定してください。選択できる認証システムは「Portalworks」(番号1)と「LDAP」(番号2)と「InterstageSSO」(番号3)と「Active Directory LDAP」(番号4)です。次に「Active Directory LDAP」を指定した場合の説明をするために、「4<RETURN>」を入力します。
The certification type which you can select is as follows. 1: Portalworks 2: LDAP 3: InterstageSSO 4: Active Directory LDAP Please select a number of authentication type. (default: 1) [1-4,q] : 4<RETURN>
Active Directory LDAPサーバとの連携をするための設定を指定してください。Active Directory LDAPサーバアドレス(マシンアドレス)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「ldap.portalworks.co.jp<RETURN>」と入力します。
Please specify server address. [?,q] : ldap.portalworks.co.jp <RETURN>
Active Directory LDAPポート番号(Active Directory LDAPアクセス用のポート番号)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「389<RETURN>」と入力します。
Please specify port. [1-65535,q] : 389<RETURN>
Active Directory LDAPアクセス用DN(Active Directory LDAPサーバの管理者用DN(Distinguished Name))を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify admin DN. [?,q] : uid=admin,o=portalworks,c=jp<RETURN>
Active Directory LDAPアクセス用パスワード(PortalworksがActive Directory LDAPサーバにアクセスする際のパスワード)を指定してください。ここでは、パスワードと確認入力との一致チェックは行いますが、実際にLDAPにアクセスできる検証は行いません。デフォルトはありません。ここでは、入力した文字列は表示されません。
Please specify admin password. [?] : <RETURN> Please specify admin password again. [?] : <RETURN>
ユーザのベースDN(Portalworksの利用者が登録されているActive Directory LDAPサーバ上のツリーのベースDN)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「o=portalworks,c=jp<RETURN>」と入力します。
Please specify user base DN. [?,q] : o=portalworks,c=jp<RETURN>
認証システムの設定内容が表示されます。表示された値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度認証システムの設定の手順に戻ります。ここでは、「n<RETURN>」を入力します。
Information for authentication. Authentication type : Active Directory LDAP Server address : ldap.portalworks.co.jp Server port : 389 Admin DN : uid=admin,o=portalworks,c=jp Admin password : ******** User Base DN : o=portalworks,c=jp Unique key : -------- Do you want to change this information? [y,n,?,q]n<RETURN>
■リポジトリシステムに関する設定
リポジトリシステムのデフォルト値が表示されます。デフォルトのリポジトリシステムは、「Symfoware」です。リポジトリシステムを変更しない場合は、「n<RETURN>」を入力してください。Symfowareの設定処理に移動します。ここではリポジトリシステムを変更した場合についての説明をするために、「y<RETURN>」を入力します。
Information for repository. Repository type : Symfoware Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
リポジトリシステムを示す番号を指定してください。選択できるリポジトリシステムは、「Symfoware」(番号1)です。ここでは、「1<RETURN>」を入力します。
The repository type which you can select is as follows. 1: Symfoware Please select a number of repository type (default: 1) [1,q] : 1<RETURN>
Symfoware JDBCドライバのインストール先ディレクトリを指定してください。ここでは、「/home/symfo/FJSVsymjd<RETURN>」と入力します。
Symfoware JDBC install directory information. Default install directory is /opt/FJSVsymjd. Please specify install directory: [?,q] /home/symfo/FJSVsymjd <RETURN>
SymfowareユーザID(SymfowareにログインするユーザID)を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「admin<RETURN>」と入力します。
Please specify Symfoware user id. [?,q] : admin<RETURN>
Symfowareユーザパスワード(ログインユーザに対するパスワード)を指定してください。ここでは、パスワードと確認入力との一致チェックは行いますが、実際にSymfowareにアクセスできる検証は行いません。デフォルトはありません。ここでは、入力した文字列は表示されません。
Please specify Symfoware user password. [?] : <RETURN> Please specify Symfoware user password again. [?] : <RETURN>
データベースの接続形態(ローカルかリモートか)を指定してください。「Local」(番号1)を選択した場合は、システム用データ資源名の入力に進みます。ここでは、「Remote」を選択するために「2<RETUEN>」と入力します。
Symfoware network protocol type which you can select is as follows. 1: Local 2: Remote(RDB2_TCP) Please select a number of protocol type. (default: 1) [1-2,q] : 2<RETURN>
接続するデータベースサーバのホスト名を指定してください。デフォルトはありません。ここでは、「symfoware.portalworks.co.jp<RETURN>」と入力します。
Please specify Symfoware server name. [?,q] : symfoware.portalworks.co.jp<RETURN>
接続するデータベースサーバのポート番号を1~65535の範囲で指定してください。デフォルトは「2050」です。ここでは、「2050<RETURN>」と入力します。
Please specify Symfoware server port. (default: 2050) [1-65535,q] : 2050<RETURN>
データベースに接続するためのシステム用のデータベース資源名(データベース名)を指定します。ローカルの場合は「RDBシステム名.データ資源名」、リモートの場合は、「データ資源名」を指定します。ここでは、「PWSYS<RETURN>」と入力します。
Please specify system data resource. [?,q] : PWSYS<RETURN>
システム用データ資源名に対するデフォルトスキーマ名を指定します。ここでは、「PWSYS_SCM<RETURN>」と入力します。
Please specify system schema. [?,q] : PWSYS_SCM<RETURN>
データベースに接続するためのユーザ用のデータベース資源名(データベース名)を指定します。ローカルの場合は「RDBシステム名.データ資源名」、リモートの場合は、「データ資源名」を指定します。ここでは、「PWUSER<RETURN>」と入力します。
Please specify user data resource. [?,q] : PWUSER<RETURN>
ユーザ用データ資源名に対するデフォルトスキーマ名を指定します。ここでは、「PWUSER_SCM<RETURN>」と入力します。
Please specify user schema. [?,q] : PWUSER_SCM<RETURN>
リポジトリシステムの設定内容が表示されます。表示された値に間違いがなければ、「n<RETURN>」を入力してください。「y<RETURN>」を入力すると再度リポジトリシステム選択入力の手順に戻ります。ここでは、「y<RETURN>」を入力します。
Information for repository. Repository type : Symfoware JDBC install directory : /home/symfo/FJSVsymjd User ID : admin User password : ******** Protocol : Remote(RDB2_TCP) Server name : symfoware.portalworks.co.jp Server port : 2050 System data resource : PWSYS System schema : PWSYS_SCM User data resource : PWUSER User schema : PWUSER_SCM Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
以下は、データベースの接続形態(プロトコル)をローカルに指定した場合の表示例です。
Information for repository. Repository type : Symfoware JDBC install directory : /home/symfo/FJSVsymjd User ID : admin User password : ******** Protocol : Local Server name : Server port : System data resource : PWRDB.PWSYS System schema : PWSYS_SCM User data resource : PWRDB.PWUSER User schema : PWUSER_SCM Do you want to change this information? (default: n) [y,n,q] : y<RETURN>
■使用言語に関する設定
複数の言語を使用するかを選択します。複数の言語を使用する場合、「1」を選択してください。「2」を選択すると日本語のみの対応になります。ここでは複数の言語を使用するために、「1<RETURN>」を入力します。
If multiple languages are to be used, select the "Yes" setting. 1: Yes 2: No (default) Please select a number of multiple languages. (default: 2) [1-2,q] : 1<RETURN>
■インストールの確認と完了通知
Portalworksのセットアップを実行するかどうかの確認メッセージが表示されます。必ず「y<RETURN>」を入力してください。「n<RETURN>」を入力すると、本ソフトウェアが正しくインストールできません。
Do you want to continue with the setup? [y,q]: y<RETURN>
Portalworksのセットアップが正常終了すると、以下のメッセージが表示されます。
Setup of "Interstage Portalworks" has ended.
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