FTP、FTP+、またはFTPMは、以下の2つのコネクションを利用してファイル転送を実現しています。
制御コネクション(FTPプロトコル電文を受け渡しするコネクションです)
データコネクション(ファイル転送データを受け渡しするコネクションです)
ファイアウォールは、これらのコネクション確立の際にポートフィルタリングなどの制御を実施します。このため、前提知識として、FTP、FTP+、またはFTPMにおけるコネクション確立シーケンスを以下の図に示します。
なお、FTP、FTP+、またはFTPMでは、以下の2つのモードがあり、データコネクション確立方向が異なります。
PORTモード
PASVモード
図D.1 PORTモード時のコネクション確立シーケンス
注1:
Information Integratorサーバは、servicesファイル内の「ifitrnf」の指定値で待ち受けします。なお、起動側から指定する応答側制御コネクションポート番号設定箇所は、データソース定義シートの「ポート番号」です。
なお、標準FTPサーバの場合、応答側制御コネクションポート番号は、「21」です。
注2:
動作環境ファイルの「dport」の指定値です。動作環境ファイルについては、“セットアップガイド”を参照してください。
図D.2 PORTモード時のコネクション確立シーケンス
注1:
Information Integratorサーバは、servicesファイル内の「ifitrnf」の指定値で待ち受けします。なお、起動側から指定する応答側制御コネクションポート番号設定箇所は、データソース定義シートの「ポート番号」です。
なお、標準FTPサーバの場合、応答側制御コネクションポート番号は、「21」です。