FTPクライアントからInformation Integratorに接続する場合、使用できるFTPコマンドは以下のとおりです。
コマンド名 | サポートの有無 | 備考 |
---|---|---|
USER | ○ | Information Integratorが受信できるUSER名は、最大20文字です。 |
PASS | ○ | Information Integratorが受信できるPASS名は、最大31文字です。 |
ACCT | × | - |
CDUP | × | - |
SMNT | × | - |
REIN | × | - |
QUIT | ○ | - |
PORT | ○ | - |
PASV | ○(※1) | ASCII、IMAGEのみ対応 |
TYPE | ○ | - |
STRU | × | - |
MODE | △(※1) | どのモードが指定されても、ストリームモードとして動作します。 |
RETR | ○ | - |
STOR | ○ | - |
STOU | × | - |
APPE | ○ | - |
ALLO | × | - |
REST | × | - |
RNFR | × | - |
RNTO | × | - |
ABOR | ○ | - |
DELE | × | - |
RMD | × | - |
CWD | ○(※1) | Information Integratorは、転送ファイル名を絶対パスで扱うため、転送コマンド(STOR/RETR/APPE)で指定したファイル名とは、関係を持ちません。相対パスが通知された場合は、ユーザーのカレント配下にファイルを作成します。 |
MKD | ○(※1) | Information Integratorの起動権限でディレクトリを作成します。 |
PWD | ○(※1) | - |
LIST | ○(※1)(※2) | MS-DOS形式のみサポートします。オプション設定は無効となります。 |
NLST | × | - |
SITE | ○(※1) | “200 OK”の正常応答を行います。 |
STAT | × | - |
SYST | ○ | - |
HELP | × | - |
NOOP | ○(※1) | - |
○:サポートしています。
△:条件によりサポートしています。詳細は備考を参照してください。
×:サポートしていません。
注1)ifitrnf以外のサービス名を使用したパスでは、サポートしていません。
注2)ログイン利用者名のホームディレクトリではなく、Information Integratorの基準ディレクトリの情報を表示します。Information Integratorの基準ディレクトリは、以下のとおりです。
配付先システムがWindowsの場合
Information Integratorのインストールディレクトリ |
※ただし、転送コマンド実施後は前回転送時のファイル格納ディレクトリ
配付先システムがUNIXの場合:
'/'ディレクトリ |
Information IntegratorがサポートするFTPのサブコマンド
FTPサーバからInformation Integratorに接続する場合、使用できるサブコマンドは、put、get、append、typeおよびbyeです。
mget、mputコマンドなどは使用しないでください。
また、収集元システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEでTISPか、TISP/BPを使用している場合、ログインディレクトリ表示機能を使用しないでください。TISPおよびTISP/BPがFTPコマンドの機能として提供しているCENTER定義文のAUTOPWDオペランドに、必ず「NO」を指定してください。
ファイル置換モードの対応
Information Integratorがファイル受信を行う場合、収集元システムで実行したコマンドに応じたファイル置換モードを実行します。
putサブコマンド : ファイル置き換えを行います。
appendサブコマンド : ファイル追加書きを行います。