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Interstage Information IntegratorV10.0.0 システム設計ガイド

付録C Information IntegratorがサポートするFTPのコマンド

FTPクライアントからInformation Integratorに接続する場合、使用できるFTPコマンドは以下のとおりです。

表C.1 Information Integratorで利用できるFTPコマンド

コマンド名

サポートの有無

備考

USER

Information Integratorが受信できるUSER名は、最大20文字です。

PASS

Information Integratorが受信できるPASS名は、最大31文字です。

ACCT

×

CDUP

×

SMNT

×

REIN

×

QUIT

PORT

PASV

○(※1)

ASCII、IMAGEのみ対応

TYPE

STRU

×

MODE

△(※1)

どのモードが指定されても、ストリームモードとして動作します。

RETR

STOR

STOU

×

APPE

ALLO

×

REST

×

RNFR

×

RNTO

×

ABOR

DELE

×

RMD

×

CWD

○(※1)
(※2)

Information Integratorは、転送ファイル名を絶対パスで扱うため、転送コマンド(STOR/RETR/APPE)で指定したファイル名とは、関係を持ちません。相対パスが通知された場合は、ユーザーのカレント配下にファイルを作成します。

MKD

○(※1)
(※2)

Information Integratorの起動権限でディレクトリを作成します。

PWD

○(※1)
(※2)

LIST

○(※1)(※2)

MS-DOS形式のみサポートします。オプション設定は無効となります。

NLST

×

SITE

○(※1)

“200 OK”の正常応答を行います。

STAT

×

SYST

HELP

×

NOOP

○(※1)

○:サポートしています。
△:条件によりサポートしています。詳細は備考を参照してください。
×:サポートしていません。

注1)ifitrnf以外のサービス名を使用したパスでは、サポートしていません。

注2)ログイン利用者名のホームディレクトリではなく、Information Integratorの基準ディレクトリの情報を表示します。Information Integratorの基準ディレクトリは、以下のとおりです。

Information IntegratorがサポートするFTPのサブコマンド

FTPサーバからInformation Integratorに接続する場合、使用できるサブコマンドは、put、get、append、typeおよびbyeです。

mget、mputコマンドなどは使用しないでください。

また、収集元システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEでTISPか、TISP/BPを使用している場合、ログインディレクトリ表示機能を使用しないでください。TISPおよびTISP/BPがFTPコマンドの機能として提供しているCENTER定義文のAUTOPWDオペランドに、必ず「NO」を指定してください。

ファイル置換モードの対応

Information Integratorがファイル受信を行う場合、収集元システムで実行したコマンドに応じたファイル置換モードを実行します。