外字の変換規則の変更や、利用者独自の変換を行いたい場合、Information Integratorサーバが使用する文字コード変換テーブルをカスタマイズすることにより、文字コード変換が可能になります。
文字コード変換テーブルのカスタマイズは、ifihscustコマンドで行います。
コマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
文字コード変換テーブルをカスタマイズするには、以下の2通りの方法があります。
制御ファイルを使用してカスタマイズする方法
Charset Manager(標準コード変換機能)の文字コード変換表を取り込む方法
制御ファイルを使用してカスタマイズする方法
以下の手順で作業を実施します。
具体例については、「8.2 制御ファイルを使用したカスタマイズ例」を参照してください。
制御ファイルの作成
制御ファイルを作成してカスタマイズ情報を設定します。制御ファイルの作成方法は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
カスタマイズ情報の反映
以下のコマンドを実行し、制御ファイルに設定したカスタマイズ情報を、文字コード変換テーブルに反映します。
ifihscust -f from_code -t to_code -F filename |
カスタマイズ結果の確認
以下のコマンドを実行し、カスタマイズ結果を確認します。
ifihscust -f from_code -t to_code -g start_code |
Charset Managerの文字コード変換表を取り込む方法
以下の手順で作業を実施します。
具体例については、「8.3 Charset Manager文字コード変換表の取り込み例」を参照してください。
標準コード変換機能の文字コード変換表をカスタマイズ
Charset Managerのマニュアルを参照し、標準コード変換機能の文字コード変換表をカスタマイズします。
標準コード変換機能の文字コード変換表の取り込み
以下のコマンドを実行し、標準コード変換機能の文字コード変換表を、文字コード変換テーブルに取り込みます。
ifihscust -f from_code -t to_code -d output directory |
なお、ificmcustコマンドを利用することで、すべての文字コード変換表を1手順で取り込むことができます。コマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。
カスタマイズ結果の確認
以下のコマンドを実行し、カスタマイズ結果を確認します。
ifihscust -f from_code -t to_code -g start_code |
注意
標準コード変換機能の文字コード変換表を取り込むことにより、文字コード変換テーブルのカスタマイズ履歴はすべて破棄されます。
縮退変換テーブル(旧字体を変換する)を使用している状態で、標準コード変換機能の文字コード変換表を取り込むことはできません。事前に、ifihschgtblコマンドで変換テーブルの使用状態を確認してください。