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Interstage Information IntegratorV10.0.0 システム設計ガイド

8.1.3 文字コード変換テーブルのカスタマイズ

外字の変換規則の変更や、利用者独自の変換を行いたい場合、Information Integratorサーバが使用する文字コード変換テーブルをカスタマイズすることにより、文字コード変換が可能になります。

文字コード変換テーブルのカスタマイズは、ifihscustコマンドで行います。

コマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

文字コード変換テーブルをカスタマイズするには、以下の2通りの方法があります。

制御ファイルを使用してカスタマイズする方法

以下の手順で作業を実施します。

具体例については、「8.2 制御ファイルを使用したカスタマイズ例」を参照してください。

  1. 制御ファイルの作成

    制御ファイルを作成してカスタマイズ情報を設定します。制御ファイルの作成方法は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

  2. カスタマイズ情報の反映

    以下のコマンドを実行し、制御ファイルに設定したカスタマイズ情報を、文字コード変換テーブルに反映します。

    ifihscust -f from_code -t to_code -F filename

  3. カスタマイズ結果の確認

    以下のコマンドを実行し、カスタマイズ結果を確認します。

    ifihscust -f from_code -t to_code -g start_code

Charset Managerの文字コード変換表を取り込む方法

以下の手順で作業を実施します。

具体例については、「8.3 Charset Manager文字コード変換表の取り込み例」を参照してください。

  1. 標準コード変換機能の文字コード変換表をカスタマイズ

    Charset Managerのマニュアルを参照し、標準コード変換機能の文字コード変換表をカスタマイズします。

  2. 標準コード変換機能の文字コード変換表の取り込み

    以下のコマンドを実行し、標準コード変換機能の文字コード変換表を、文字コード変換テーブルに取り込みます。

    ifihscust -f from_code -t to_code -d output directory

    なお、ificmcustコマンドを利用することで、すべての文字コード変換表を1手順で取り込むことができます。コマンドの詳細は、“コマンドリファレンス”を参照してください。

  3. カスタマイズ結果の確認

    以下のコマンドを実行し、カスタマイズ結果を確認します。

    ifihscust -f from_code -t to_code -g start_code

    注意

    • 標準コード変換機能の文字コード変換表を取り込むことにより、文字コード変換テーブルのカスタマイズ履歴はすべて破棄されます。

    • 縮退変換テーブル(旧字体を変換する)を使用している状態で、標準コード変換機能の文字コード変換表を取り込むことはできません。事前に、ifihschgtblコマンドで変換テーブルの使用状態を確認してください。