ここでは、相手側システムの種類ごとに、必要なデータ集配信製品、関連製品について説明します。
相手側システムがWindows、Solaris、またはLinuxの場合、相手側システムに、Linkexpress製品を導入します。
ファイル送受信を利用する場合
図4.3 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、ファイル送受信を利用する場合の構成イメージ
相手側システムが、Windows/Solaris/Linuxの場合に、利用可能なLinkexpressは、以下のとおりです。
Linkexpress
Linkexpress Advanced Edition
Linkexpress Standard Edition
Linkexpress Enterprise Edition
DB抽出、格納を利用する場合
DB抽出、DB格納を行う場合は、Information Integratorサーバ側に、データベース製品のクライアントが必要です。
図4.4 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、DB抽出格納を利用する場合の構成イメージ
データベース製品のクライアントには、それぞれ以下のコンポーネントを導入してください。
データベース種別 | データベース製品のクライアント |
---|---|
Symfoware Server | Symfoware Client |
Oracle | Oracle Database Client |
SQL Server | SQL Server Native Client |
その他のデータベース(ODBC接続) | データベースの付属するODBCドライバ |
注意
Oracle、SQL Server、その他のデータベースを使用する場合は、データベース製品のクライアントを導入後に、ODBCドライバを使ってDBMSに接続可能な状態としてください。接続方法については、各DBMSのマニュアルを参照してください。
通信プロトコルがSANの場合
相手側システムがWindows、Solaris、またはLinuxの場合、相手側システムに、Linkexpress、およびLinkexpress SAN optionを導入します。
また、SANを利用する場合は、利用する相手側システムと、Information Integratorサーバの導入システムの両方に、XL-DATA/MVを導入します。
図4.5 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、通信プロトコルにSANを利用する場合の構成イメージ
通信プロトコルがSANの場合に利用可能なLinkexpressは、以下のとおりです。
Linkexpress
Linkexpress Advanced Edition
Linkexpress Enterprise Edition
ポイント
Linkexpress SAN optionについて
Linkexpress SAN optionは、以下のLinkexpress製品を利用する場合に必要です。
Linkexpress
Linkexpress Advanced Edition
相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、またはDTSを導入します。
図4.6 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合の構成イメージ
通信プロトコルがFNAの場合
相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合で、通信プロトコルにFNAを利用する場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、またはHICSを導入し、Information Integratorサーバの導入システムに、通信制御サービスを導入します。
図4.7 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合に、通信プロトコルにFNAを利用する場合の構成イメージ
通信プロトコルがSANの場合
相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合で、通信プロトコルにSANを利用する場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、およびLinkexpress SAN optionを導入します。
また、SANを利用する場合は、収集元システムと、Information Integratorサーバの導入システムの両方に、XL-DATA/MVを導入します。
図4.8 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合に、通信プロトコルにSANを利用する場合の構成イメージ
相手側システム(収集元システム)がASPの場合は、収集元システムにDTSを導入します。
図4.9 相手側システムがASPの場合の構成イメージ
通信プロトコルがFNAの場合
相手側システム(収集元システム)がASPの場合で、通信プロトコルにFNAを利用する場合は、収集元システムにHICSを導入し、Information Integratorサーバの導入システムに、通信制御サービスを導入します。
図4.10 相手側システムがASPの場合に、通信プロトコルにFNAを利用する場合の構成イメージ
HULFTを利用する場合は、相手側システムと、Information Integratorサーバの導入システムに、HULFTを導入します。
HULFTが導入できるプラットフォームについては、HULFTのマニュアルを参照してください。
図4.11 HULFTを利用する場合の構成イメージ
標準FTPツールを利用する場合は、特にデータ集配信製品は必要ありません。
また、相手側システムのプラットフォームについては、FTPツールが使える環境であれば、特に制限はありません。
図4.12 標準FTPツールを利用する場合の構成イメージ