ページの先頭行へ戻る
Interstage Information IntegratorV10.0.0 システム設計ガイド

4.2.4 相手側システムの種類ごとのシステム構成

ここでは、相手側システムの種類ごとに、必要なデータ集配信製品、関連製品について説明します。

4.2.4.1 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合

相手側システムがWindows、Solaris、またはLinuxの場合、相手側システムに、Linkexpress製品を導入します。

ファイル送受信を利用する場合

図4.3 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、ファイル送受信を利用する場合の構成イメージ

相手側システムが、Windows/Solaris/Linuxの場合に、利用可能なLinkexpressは、以下のとおりです。

DB抽出、格納を利用する場合

DB抽出、DB格納を行う場合は、Information Integratorサーバ側に、データベース製品のクライアントが必要です。

図4.4 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、DB抽出格納を利用する場合の構成イメージ

データベース製品のクライアントには、それぞれ以下のコンポーネントを導入してください。

表4.3 データベース種別とデータベース製品のクライアントの関係

データベース種別

データベース製品のクライアント

Symfoware Server

Symfoware Client

Oracle

Oracle Database Client

SQL Server

SQL Server Native Client

その他のデータベース(ODBC接続)

データベースの付属するODBCドライバ

注意

Oracle、SQL Server、その他のデータベースを使用する場合は、データベース製品のクライアントを導入後に、ODBCドライバを使ってDBMSに接続可能な状態としてください。接続方法については、各DBMSのマニュアルを参照してください。

通信プロトコルがSANの場合

相手側システムがWindows、Solaris、またはLinuxの場合、相手側システムに、Linkexpress、およびLinkexpress SAN optionを導入します。

また、SANを利用する場合は、利用する相手側システムと、Information Integratorサーバの導入システムの両方に、XL-DATA/MVを導入します。

図4.5 相手側システムがWindows、Solaris、Linuxの場合に、通信プロトコルにSANを利用する場合の構成イメージ

通信プロトコルがSANの場合に利用可能なLinkexpressは、以下のとおりです。

ポイント

Linkexpress SAN optionについて

Linkexpress SAN optionは、以下のLinkexpress製品を利用する場合に必要です。

  • Linkexpress

  • Linkexpress Advanced Edition

4.2.4.2 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合

相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、またはDTSを導入します。

図4.6 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合の構成イメージ

通信プロトコルがFNAの場合

相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合で、通信プロトコルにFNAを利用する場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、またはHICSを導入し、Information Integratorサーバの導入システムに、通信制御サービスを導入します。

図4.7 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合に、通信プロトコルにFNAを利用する場合の構成イメージ

通信プロトコルがSANの場合

相手側システム(収集元システム)がグローバルサーバ/PRIMEFORCE(OS IV/MSP、OS IV/XSP)の場合で、通信プロトコルにSANを利用する場合は、収集元システムに、Linkexpress File Transfer、およびLinkexpress SAN optionを導入します。

また、SANを利用する場合は、収集元システムと、Information Integratorサーバの導入システムの両方に、XL-DATA/MVを導入します。

図4.8 相手側システムがグローバルサーバ/PRIMEFORCEの場合に、通信プロトコルにSANを利用する場合の構成イメージ

4.2.4.3 相手側システムがASPの場合

相手側システム(収集元システム)がASPの場合は、収集元システムにDTSを導入します。

図4.9 相手側システムがASPの場合の構成イメージ

通信プロトコルがFNAの場合

相手側システム(収集元システム)がASPの場合で、通信プロトコルにFNAを利用する場合は、収集元システムにHICSを導入し、Information Integratorサーバの導入システムに、通信制御サービスを導入します。

図4.10 相手側システムがASPの場合に、通信プロトコルにFNAを利用する場合の構成イメージ

4.2.4.4 HULFTを利用する場合

HULFTを利用する場合は、相手側システムと、Information Integratorサーバの導入システムに、HULFTを導入します。

HULFTが導入できるプラットフォームについては、HULFTのマニュアルを参照してください。

図4.11 HULFTを利用する場合の構成イメージ

4.2.4.5 標準FTPツールを利用する場合

標準FTPツールを利用する場合は、特にデータ集配信製品は必要ありません。

また、相手側システムのプラットフォームについては、FTPツールが使える環境であれば、特に制限はありません。

図4.12 標準FTPツールを利用する場合の構成イメージ