既存システムに使用していた変換アプリケーションや、各種拡張ツールをプラグイン機能により、Information Integratorに組み込むことができます。
図1.18 プラグインのイメージ
組み込むことができるアプリケーションは、以下のとおりです。
プラットフォーム | 利用可能なアプリケーション |
---|---|
Windows | exe/bat形式(実行可能形式)。 コマンドプロンプトから実行可能なバイナリ・プログラム、およびスクリプト(バッチファイル形式) |
Unix | コンソールより実行可能なバイナリ・プログラム、および各種スクリプト |
注意
以下のプログラムについては実行できません。
Windowsの場合
ウィンドウが存在するプログラムまたはコマンドなど(notepadなど)
ATコマンドの実行で正常動作しないプログラムまたはコマンドなど
schtasksコマンドの実行で正常動作しないプログラムまたはコマンドなど
Windows PowerShellで作成されたシェル・スクリプト
UNIXの場合
制御端末が必要なコマンド(passwdなど)
フルスクリーン系のコマンド(viなど)
組み込み可能なアプリケーションについて
組み込み可能なアプリケーションは、以下のとおりです。
入出力パラメタは、以下のいずれかの方法で指定します。
「-t」、「-bs」などの固定のパラメタ値
動的パラメタ値を指定
利用可能な動的パラメタは、以下のとおりです。
動的パラメタ | 名称 | 説明 |
---|---|---|
$IFI_InputFile | 入力データファイル名 | 入力データとなるファイル名が通知されます。 |
$IFI_OutputFile | 出力データファイル名 | 処理データを出力するファイル名が通知されます。 |
注意
プラグイン定義シートに動的パラメタ(「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」)を指定する場合は、1つのプラグイン定義内で、「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」を両方指定する必要があります。
データ収集ファンクションの前に、プラグインのファンクションを指定する場合、およびデータ配付ファンクションの後に、プラグインのファンクションを指定する場合、「$IFI_InputFile」および「$IFI_OutputFile」は指定できません。
プラグイン定義シートに、動的パラメタ「$IFI_OutputFile」を指定する場合、利用者のプラグインで、「$IFI_OutputFile」で通知されたファイルを必ず作成してください。
設定可能です。
Information Integratorサーバでは、以下のいずれかの処理形態をとります。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせてから、以降の処理を行う
アプリケーションの処理結果も含めて管理することが可能です。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせずに、以降の処理を行う
アプリケーションの処理を実行したかどうかのみ管理します。
アプリケーションの処理完了を待ち合わせてから、以降の処理を行う形態の場合、アプリケーション内に、以下の指定方法で復帰値を返却します。
なお、判定の基準となる「終了コード」は、デザインシートのプラグインシートに設定します。
指定方法 | 説明 |
---|---|
すべて | 常に正常と判断します。 |
= 終了コード | 指定された終了コードの場合に、正常終了したとみなします。 |
> 終了コード | 指定された終了コードより大きい場合に正常終了とみなします。 |
< 終了コード | 指定された終了コードより小さい場合に正常終了とみなします。 |
アプリケーションを格納するディレクトリおよびアプリケーションは、Information Integrator特権ユーザーがアクセス可能な状態にしてください。