9.3 ハードウェア情報の再設定

ここでは、ハードウェア情報の再設定方法について説明します。

ハードウェア交換後は、最新のハードウェア情報を本製品に再設定する必要があります。

注意

サーバ本体、管理LAN用NIC、業務LAN用NIC、HBAを交換した場合は、本操作を必ず行ってください。
該当するサーバへの操作が正しく動作しない可能性があります。
ハードウェア交換直後は、サーバの状態が"unknown"になり、ハードウェア情報の再設定を行うことで、適切な状態に変更されます。

前提条件

本操作を行うためには、以下の前提条件を満たしている必要があります。

交換前のサーバと交換後のサーバが同一モデルであること
交換前と交換後で異なるモデルのサーバの場合は、警告メッセージが出力されます。
交換前のサーバと同一スロットに交換後のサーバが搭載されていること(PRIMERGY BXシリーズの場合)
交換前と異なるスロットに搭載されたサーバは対象になりません。交換前のスロットにサーバが搭載されていない場合は、エラーになります。

交換対象サーバをシャーシ内の別スロットに移す場合は、移動前のサーバを削除したあと、再度登録してください。

交換後のハードウェア情報の再設定方法

PRIMERGY BXシリーズの場合
以下の手順で、交換後のハードウェア情報を再設定します。
1. ハードウェア交換後、サーバを挿入し、イベントログに以下が表示されるか確認します。
  Server blade added
2. 30秒程度経過後、RCコンソールのリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[ハードウェア保守]-[再設定]を選択します。
  [ハードウェア情報の再設定]ダイアログが表示されます。
3. <OK>ボタンをクリックします。
  選択した管理対象サーバのハードウェア情報が、交換後の新しいハードウェア情報に更新されます。メンテナンスLEDがONの場合は、自動的にOFFになります。
ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
以下の手順で、交換後のハードウェア情報を再設定します。
1. エージェントが登録されていてOSが起動可能な状態の場合、ServerView AgentまたはRCエージェントを起動してください。
2. RCコンソールのリソースツリーで、対象のサーバを右クリックし、表示されたメニューで[ハードウェア保守]-[再設定]を選択します。
  [ハードウェア情報の再設定]ダイアログが表示されます。
3. 管理LANのMACアドレスを入力します。
  NICを交換していない場合は、本手順は必要ありません。
  - 管理LAN(MACアドレス(NIC1))
    エージェントが登録されていない場合だけ必要です。
  - SANブート/管理LAN冗長化(MACアドレス(NIC2))
    以下の場合だけ必要です。
    - HBA address rename設定サービスを利用している
    - GLSによって管理対象サーバの管理LANを冗長化している
    - 冗長化している管理対象サーバの予備サーバとして使用している
4. <OK>ボタンをクリックします。
  選択した管理対象サーバのハードウェア情報が、交換後の新しいハードウェア情報に更新されます。