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ServerView Resource Coordinator VE 運用ガイド

6.1 サーバの電源操作

ここでは、物理サーバ、VMホストおよびVMゲストの電源操作をリモートで行う方法について説明します。

  1. RCコンソールのリソースツリーで、サーバ(またはサーバ上の物理OS、VMホスト)またはVMゲストを右クリックし、表示されたメニューで[電源]から以下のどれか1つを選択します。

    ON

    停止しているリソースの電源を投入して、OSを起動します。

    OFF

    起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、電源を切断します。

    強制OFF

    起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に電源を切断します。

    リブート

    起動しているリソースのOSをシャットダウンしたあと、再起動します。

    強制リブート

    起動しているリソースのOSのシャットダウンを行わずに、強制的に再起動します。

  2. 表示された確認ダイアログで<OK>ボタンをクリックします。

    指定した電源操作が行われます。

  3. 指定した操作の処理状況が進捗状況エリアに表示されます。進捗状況が"完了"となり、リソースツリーまたはリソース一覧で、リソースの状態が指定した状態に変更されているか確認してください。

参考

物理サーバ、VMホストのリブートおよび強制リブートは、再起動ではなく、一度電源を切断したあと、再度投入します。

注意

  • VMゲストをシャットダウンするためには、設定が必要な場合があります。
    設定されていないVMゲストに対してOFFやリブートを選択すると、シャットダウンが行えず、実行した処理がエラーになります。
    詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.2 利用する製品別の設定」を参照してください。

  • VMゲストの電源操作を行った結果、VMゲストが他のVMホストに移動して実行した処理がエラーになる場合があります。詳細については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する製品別の機能」を参照してください。

  • VMホストの起動や停止の際にVMゲストも自動的に起動・停止させたい場合は、サーバ仮想化ソフトウェアの管理画面から、仮想マシンの起動とシャットダウンの設定を行います。
    詳細については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアルを参照してください。

  • 電源操作を行う管理対象サーバがWindowsの際に、電源切断またはリブートの操作を行う場合は、以下に注意してください。

    • コンピュータの電源ボタンを押したときのアクションが、シャットダウン以外に設定されている場合、電源操作が正常に動作しない場合があります。
      Windowsのコントロール パネルで"電源オプション"を開き、[詳細設定]タブで設定を確認してください。

    • ログイン中のユーザがファイルを編集している場合、ファイルを保存するメッセージダイアログが表示され、すぐにシャットダウンされないことがあります。
      このような場合、ユーザが適切な操作を行うか、一定時間(5分程度)が経過するまでシャットダウンが実行されません。

  • 電源操作を行う管理対象サーバがVMホストの際、電源切断またはリブートの操作を行う場合は、以下に注意してください。

    • サーバ仮想化ソフトウェアの高可用性機能を使用している場合、VM管理ソフトウェアのクライアントでVMメンテナンスモードであるか確認してください。

    • VM管理ソフトウェアのクライアントまたはリソース操作コマンドで、VMメンテナンスモードに設定したあと、電源操作を行ってください。
      詳細については、サーバ仮想化ソフトウェアのマニュアル、または「ServerView Resource Coordinator VE コマンドリファレンス」の「3.2 rcxadm server」を参照してください。
      サーバ仮想化ソフトウェアの製品によって設定できる条件が異なります。サーバ仮想化ソフトウェアの製品ごとの注意事項については、「ServerView Resource Coordinator VE 導入ガイド」の「A.3 利用する製品別の機能」を参照してください。